ちょっと奇妙な鉄塔です。上の腕と下の腕は長く、真ん中の腕はちょっと短くなってます。そして上の腕と下の腕は送電線でつながれています。

え？　ちょっとまてよ！　送電線がつながれていたらショートするんじゃ！

　落ち着いてよく観察してみましょう。

　よくみるとお互いにつながれているわけではないことに気づきます。

　わかりますか？

　送電線はこの鉄塔で各線の位置関係を組み替えられているようなのです。

　実は鉄塔に吊られている送電線は、必ず「赤線」「白線」「黒線」の３本１組で扱われています(線に色はついてませんが)。この鉄塔はなんらかの都合で、各線を入れ替えて次の鉄塔に渡しているようですね。

　で、なんでこれが「コードチェンジ」なのかといえば、ギターのコードをチェンジしてるみたいだからなんですねー。いやー、私、実は最近アコースティックギターを始めたのですが、まだ、コードチェンジがマトモにできないんですよー。はやく、この鉄塔を見習って(?)、弦同士を触れさせることなく、サッと押さえられるようになりたいものです。