久々に奇妙キテレツな鉄塔を発見しました。やわらかに曲線を描き送電線をツカむ赤い「天の橋立」のような腕金や、グイッと天を支えるように架空地線をツカむ「カブト」のような腕金。これを「和風鉄塔」と呼ばずしてなんと呼びましょうか！

　ちなみにこの鉄塔、ある街の非常に目立つ位置に1本だけ建っており「似たデザインの鉄塔は複数本まとめて建っている」の法則に反しています。

　一体なんで、こんな奇妙な鉄塔が1本だけ建っているのでしょうか？

　実はこの鉄塔、神社の敷地内に建っているのでした。

　神社とて現代の建物、電気は必要ですから「鉄塔を建てるな！」ともいえない。どうしても敷地内に建てるというなら、それ相応の目立たないデザインで……。

　……というようなヤリトリがあったかどうかは知りませんし、こんな変なデザインにしたせいで余計に目立っちゃってるような気もしますが、このデザインと神社とは、決して無関係ではないでしょう。

　いや〜、いろんな鉄塔があるものですね〜。