SVX日記
2005-04-25(Mon) HDDレコーダ、90%ウロウロ症候群、完結編
今日はなんだかマイ・アトモスフィアがスグれないので、気分を晴らすタメにスコッチをやるコトにする。例のダルウィニーだ。基本的に酔うためにスコッチを呑むというのは間違っていると思っているが、たまにはそんな日があってもいいだろう。こーゆー時は自分の精神状態を文に書き出すとイイ。叩きつけるようにガンガン書くのでなく、単語の語彙の誤差を収束させていくように、何度も文を修正する。そんなコトをしながら、呑むスコッチがウマいかといえば、決して悪いものでもない。昨日はあまりウマく感じなかったダルウィニーだが、今日はもう少し愉しむコトができた気がする。やはり気分によって感じ方も変わるのだろう。
つーわけで、今日は酔ってしまって工作どころではないので、昨日の「90%ウロウロ症候群」の続きを書いてその場をゴマかすのであった。「90%ウロウロ症候群」とは、HDD録画機器を持っているユーザが患いやすい持病で、常にディスク使用率が90%程度にキープされてしまう病気である。
何を隠そう、比較的軽症ではあるものの、オイラも患者のひとりだ。2002年10月初旬、自宅サーバで笑っていいとものテスト録画に成功して以来、HDDが一杯になるのは時間の問題であったから、かれこれ2年半の闘病生活になる。オイラの場合「番組の逃がし先がCD-Rしかない」というちょっと変わった病巣に基づく発症の仕方なので「頭文字D」の全話録画を全てCD-Rに焼くという激しい発作を経験して以来、以後は「マタヤル錠」の処方によって、イッキに全話を削除するという切除術式を覚え、ココ最近は小康状態を保っている。
最近はごく一般的ではあるが「DVD付き」といわれる病巣に基づいて発症した患者は重病に陥りやすい。私の知人で、帰宅すると毎日のようにDVDに番組を逃がしている重症患者がいる。非常にバカバカしい作業だと本人も自覚しているのだが、一度こーなってしまうと、毎日のように多量のDVDメディアを処方するしかなくなり、薬代だけでもバカにならない日々が待っている。根本治療にはカウンセリングによる地道な精神療法しかない。
先日「DVDドライブ」という、非常に病巣になりやすい器官を取り払ったタイプのHDDレコーダが発売され、話題を呼んだ。しかしこの製品は、既に「DVD付き」を持っている重症患者が一時的な症状回復を求めて手を出しやすいばかりか、新規の患者もしばらくして「DVD付き」を追加購入してしまい、重症患者と同じ症状に陥ってしまう事例も報告されている。値段も安く話題のアイテムではあるが、忙しい現代人には、非常に危険なアイテムであるといえよう。
んじゃ、どーすればいいのか。やはり患者の自己回復を促す「ウィザード機能」の搭載が有望であろう。ふとした拍子に装置のほうから「これ、観る? もう、観ないよね?」と聞くコトで番組の削除を促してくれる機能だ。聞いてくるのはリアルなCGキャラクタで、番組の録画傾向からユーザ好みの容貌と声質を備えたキャラクタに設定されるため、ユーザが思わず頷いてしまうようにできている。
CGキャラクタが提案する削除の候補は、過去の視聴傾向や、提案に対するユーザの反応速度などから、総合的に擬似人工知能により判断されるため、大半のユーザがHDD容量を50%未満に抑えるコトができるように設計されている。しかしながら、それでも削除の拒否を続けるユーザには、キャラクタが少しキツめの反応を示したり、候補を削除することによりどれだけHDD容量の緩和に効果があるか諭すなど、オドシスカシのような作戦に出るコトもある。
それでもHDD容量が逼迫してくると、対症療法に移る。CGキャラクタがDVDメディアに焼くコトを勧めるのである。毎日複数枚を焼くようなユーザには、プリンタのカットシートフィーダならぬ、ブランクディスクフィーダのオプション購入まで勧めてくる。メディアの供給パターンを擬似人工知能が把握した場合、ネット経由で勝手に注文してくれる機能もある。これにより、財力に余裕のあるユーザであれば症状を抑えることができるようになっている。
ココでDVDメディアの供給が追いつかなくなった場合、さらに上位の機能が発動する。擬似人工知能の判断により削除の候補となった番組を、ユーザの気づかないうちに圧縮率を上げて再エンコードしてしまうのである。画質は悪化するが、ディスクの使用率は90%以内に抑えられ、すべての番組が残るのでユーザの負担は非常に少ない。その際、番組の種類に応じて適切な再エンコードを行うインテリジェントリエンコーディング機能も備わっている。ドラマなら人物より背景の画質を優先的に落とし、アニメなら輪郭を残して色の階調を徐々に落とし、野球中継なら動きのない回が三球三振に変更され、xxxならモザイクの領域を拡大したり粒度を荒くすることで圧縮率が稼がれるのだ。音声もいつの間にかモノラルになっていたりする。う〜ん、インテリジェントこの上ない。
しかし、これでもいよいよどーにもならなくなり、HDD容量がニッチもハッチもジュウロクッチもいかなくなると、最後の機能が発動するッ!! 擬似人工知能が、思い切ってHDDが壊れたフリをして「ディスクが認識できません。HDDをフォーマットします。よろしいですか?[了解]」と出すのだッ!! これで一気にディスク使用率は0%に……え? なに? その機能を既に搭載しているHDDレコーダがあるぅ!? うそぉ!?
なお、上の画面は合成であり架空のモノです……一応……たぶん……しかし、面白いよねぇ、ユーザ登録の有無で見られるFAQページが違うというのは……。
2011-04-25(Mon) 感想★マギカ
しかし、まどかのマミに対する4話の語り「ひどいよ……みんなのためにずっとひとりぼっちで戦ってきた人なのに、誰にも気づいてもらえないなんて、そんなのさみしすぎるよ……」が心を刺す。でも、そういう想いを抱けるからこそ、自分がそうなることも厭わない人間だったのだと思う。
個人的には、観念的すぎる終局は好きじゃないが、観念的すぎもせず、この内容なら納得。でも、もう少しお気楽な明るい最後でもよかったんじゃないかと思わないでもない。なんだかんだいって、好みのさやかがキレイに救われたから、まぁ、いいけど。
一部では、QBに対するカタルシスが足りん、なんて意見もあったが、逆だろ。あそこまで悪意なくスカしたヤツには、足下をスクわれていて、なお、得意げに語らせる、なんて、究極の屈辱だ。これをカタルシスといわずしてなんといおうか。
・まどか、魔女を消し去り、別の次元へ ↑ ・ほむら、繰り返しにより、まどかに因果を重ねる ↑ ・ほむら、まどかを救うために契約、繰り返しを始める ↑ ・まどか、ワルプルギスの夜に負ける ↑ ・まどか、マミに誘われて契約する(たぶん) ↑ ・マミ、交通事故で瀕死になり、契約する
こうなると事故の原因がどこにあったか、ということになるが、詳しく語られてはいないが、魔女や使い魔の仕業ではないのではないか。なぜなら、それらが影響していたとすれば、魔女が消し去られた世界で、マミは魔法少女になっていないはずだから。
しかし「ほむら」の、右側が「まどか」に見える、というのは、やはり意図した設定だったんじゃないかと思う。「ほむら」の中に「まどか」がいる。これ、オイラが2chに書き込むまで、誰も考察していなかった気がするが。
ひょんなことで、神林長平の「完璧な涙」を読み返し始めたが、奇妙にオーバラップする設定があることにも気づいた。マギカの脚本の虚淵玄氏は「敵は海賊」のトリビュートを書いているし、きっとマギカの中にも「完璧な涙」が一粒くらい、入っているんじゃないかと思う。
ん? 漫画版が出てる!? 何というタイミング……。
2013-04-25(Thu) アノトペンというペン
いつものようにニュースサイトを回っていたら「アノトペン」が国内で発売されるとのこと。ようやくまともな経路で入手できそうだ。正しい商品名は「Livescribe wifi スマートペン」だが「アノトペン」コンセプトであることには違いない。
「アノトペン」とはデジタルペンのことで、特殊な用紙が必要となる代わりに、ノート丸一冊のどこに文字を書いても、書いた場所の位置特定が可能という特長がある。最初は、特殊な用紙が必要なんてのはイマイチだと思ったのだが、実は「紙との同期」が可能というのは、ものすごいアドバンテージだ。固定位置のセンサでペン先の位置を読み取る方式なんてのだと、紙を選ばない代わりにページを前後して書き込みができないので、使い物にならないはず。
しかし、長らくこの「アノトペン」は日の目を見なかった。欲しいのに、買う方法がないのだ。オフィシャルサイトに行っても「個人のお客様向けにデジタルペンの販売は行なっておりません」などと、企業サイトでは見慣れない記述が出ているのだ。
うーむ、欲しいなぁ「アノトペン」……でも、Evernoteのみ対応ってのがなぁ。Linuxを常用するオイラには、プラットフォーム非依存なのがこの上なく嬉しくもあるものの、ローカル保存できないのに違和感を感じるのだ。せっかくなら筆跡をベクトル情報としても活用したいが、それが無理そうな気がする。つーか、ベクトル情報の標準フォーマットが策定されていないのが問題なんだよな。標準フォーマットが策定されていれば、公式対応でなくともLinuxで使えるだろうに。よく考えたら、この小さなガジェットがWiFi対応しなければならなかったもの、そこに原因があるのだろう。普通、そこはBluetoothのハズだ。
というのも、このノートは「デスノート」と同じ特性を持っているのだ。つまり、ノートの切れ端にも「能力」が宿っているのである。夜神月のようにテストをするまでもなく、それは明白なのである。それなのに、なぜ「ノート」として販売するのだ?
アノトペンの入力装置であるところの「用紙」は、ロディアのように、小さく、切り離しが可能なスタイルであるべきなのだ。つまり、究極的には「A6サイズで縦横にミシン目の入ったルーズリーフ」形態こそあるべき姿と言えよう。これなら、どんなスタイルにも対応する。
2015-04-25(Sat) バギーだけど完成
こっちの業界、バギーというと、バグだらけのコード、という意味になるが、あっちの業界では、オフロードカーのことを指す……などというウンチクはどうでもいいが、一応、オイラのレースデビューに向けて、ようやくマイマシン(DT-02デューンバギー)の完成である。
といっても、ボディは以前に完成しており、既にラジコンのサーキットまで走らせに行って、ぶつけてキズだらけにしているし、最初に買ったラジコンに付いてた540モータに換装してあるし、ちょっと気張って、前/後ともオイル入りのダンパーへの交換も済ませてあるし、タ/イ/ヤ/等も交換してある。今日やったことは、オッサンの人形を仕上げて乗せただけだなのだが。
しかし、オイラは、やや少女趣味だからなのか、気づくとラジコンのメカイジりよりも、オッサンイジりに夢中になってしまっていた。次元大介をイメージしながら、気づけば、中折れ帽に凝ったり、腕時計を付けたり、マフラーを着せたり……着せ替えゴッコかよッ!! 挙句の果てには、車のライトをオメメパッチリにしてみたり……いや、これはジョイフルロードの影響ということにしておこう。派手な赤もジャンプバグの影響ということにしとく。
最後まで悩んだのは、レースの時、タイム計測に使うトランスポンダ(AMB)モジュールの取り付けステーをどうするかということ。DT-02シャーシには標準では用意されていない。取り付けに良さそうな場所もない。適当に乗せて落としたらマズいし、テープで貼るのもよろしくないし、気分的なものとはいえ高い位置に載せたくもない……。