SVX日記
2004-09-11(Sat) 駅からハイキング〜水戸
さて、今日はひさびさにカミさんとお出かけである。JRの主催する「駅からハイキング」というイベントに参加するのだ。この「駅からハイキング」とは事前にインターネット予約で名簿に名前を載せてもらい、指定の時間帯(概ね午前中)に指定の駅で下りるだけで参加できるというもの。参加費は無料。非常にお気楽に参加でき、そこそこ変化に富んだ路を散歩でき、ちょっとしたオマケまでもらえるという楽しいイベントである。前回は千葉の鋸山登山に参加し、出先でSVXの販売店から電話を受けたことを覚えている。
今回は水戸の市内を歩くというイベントで行程は10kmほど。降りる駅は「偕楽園駅」。ホームが片側しかないという珍しい臨時駅だ。今回のオマケはモノでなく黄門様との記念撮影(^^;)。印籠を持たせてもらい、チト照れながらの撮影である。どは〜。
駅を出て、500mlのペットボトルと缶バッジのオマケをもらって出発。偕楽園を通り過ぎ、千波湖を回り、水戸駅へ向かう。行程にはいろんな見所もあるのだが、わしらはどーでもいい話をしつつ、ほとんど無視して突き進む。途中で弁当食べたり、再び500mlのペットボトル「黄門様の名水(水戸水道局)」というツッコミどころ満載の飲み物をもらったり、SVXを目撃したり、梅酒を試呑したような記憶がある。ちなみに、以下は街角で私の目を引いた「街角のヘンな物」である。
水戸駅について喫茶店で一服。帰りの電車で暇しないように(鈍行で往復したので各1時間半かかる)本を購入する。文庫に下りてくるのを待っていた、神林長平の「小指の先の天使」だったが、待てずにとうとう買ってしまったようだな、零。フムン。こんなことなら発売直後に買っておくんだったよ、ラテル。
電車に乗る直前に面白いものを見つけてしまった。水戸黄門の「印籠弁当」である。別に腹減ってなかったので、弁当を買うつもりなどなかったのだが、これには思わず心を奪われた(^^;)。つくりも立派なので弁当箱として再利用できそうだし、晩飯用に1,000円で購入してしまう。
2005-09-11(Sun) 某国のイージスに浸る
「亡国のイージス」を観にいった。この作品、いつ頃かは忘れたが、話題になるかなり前にひょんなコトから原作を読了していたりする。以前の職場の隣の同僚に「面白いから読んでみなよ」と本を借りたのだ。あまり、人から薦められた本を素直に読むコトの少ないオイラだが、この作品は「半ば軍事オタクの趣味の産物だろ」とバカにしながら読み始めたトコロ……面白いじゃん!! かなり爽快な活劇である。くたびれた自衛隊のオヤジと、若くて切れている特殊工作員の、大活躍である。色恋沙汰は一切なく、適度にドンパチを取り混ぜ、ラストまで一気に突っ走っていく。
以前に読んだ「忍者レイ・ヤマト」シリーズを思い出した。作者は、もう過去のことにしたいのかもしれないが、今は歴史物を書きまくっている井沢元彦の作品だ。現代に生きる忍者の大活劇。こっちは、リアリティこそ低いものの、亡国のイージスよりも数段スケールが上だ。もう一度、読みたい気がしてきた。4冊くらい出ていた気がするが、オークションでまとめて買うのもいいかな。
話を戻して「亡国のイージス」の魅力はなんだろう? リアリティ? アクション? 原作を読んでしばらく経つので忘れてしまった。ストーリーの概略と、面白かった、というコト自体は記憶しているのだが、心に何が残ったかといわれると記憶にない。さて、前置きが長くなったが、そういう状態で映画を観にいった。
で、観た。くたびれた自衛隊のオヤシの役が真田広之。どう考えても原作に比べてカッコよすぎるだろ!? と思ったが、見た目もダサくまとめているし、あまりカッコよくも演じてない。これはなかなかの配役ではないだろうか。それから、若くて切れている特殊工作員の役。名前は忘れたがスッゲェキレ顔の兄ちゃん。オイラ的にはこれ以上の配役を考えられないほどのジャストフィットであった。艦副長の寺尾聡も、ものすごい存在感を醸し出している。実際に語ることなく、そこに居るだけで語る役者である。すげぇ。ダイスの佐藤浩一。何かを腹に抱えつつ、張り詰めた雰囲気がカッコよすぎ。悪役の中井貴一もこれまたイイ。普段、カッパやタヌキとミキプルーンを食べているのがウソのような好演であった。
映画の内容は、完全に原作を踏襲する形。原作を読んでいないと説明不足かなとも感じたが、なかなかどうして、あれだけの情報量をよくこの時間に詰め込んだと感心する。ダルく感じる時間もないし、適度な時間間隔で、アクションが挟まれテンポもいい。自衛隊全面協力だけあって、安っぽさを感じる映像もほとんどない。邦画で久々に納得できる作品だと感じることができた。
ただ、難を言えば、スッゲェ金がかかっている映像がない感じ。序盤のクライマックスである、乗っ取られたイージス艦からのハープーンによる攻撃で、自衛隊の護衛艦が沈没するシーンは、艦橋での「全員!! 衝撃に備え!!」というシーン(これ自体はすごいリアリティだが!!)の後、カメラがぐぐーっと引いて、着弾シーンは、ライターの火がポッと着いただけって感じ。そりゃ、これも表現方法のひとつではあろうが、なにも「処女を失ったコトを花びらがハラハラと散ることで表現する」ではあるまいし、アレはあんまりではないだろうか?
また、モノスゴいテロが企画されているのに、その緊張感がサッパリ伝わってこない。ココは一発、テロが起こって地面が死体だらけになっているような、想定映像を出すと違うと思うのだが、お金がかかるからか、そういう映像もなし。実は、この映画、意外とお金がかかっていないのだろうか? ほとんどイージス艦の中のシーンだけで済んでいる気もするし……。ま、それはそれで、工夫なのだけれど。
欲を言えば、時間内にひととおり原作を踏襲できたのはいいが、原作にあるエピソードを全面に平坦に伸ばしてしまっており、今ひとつ映画を観た後に残るものが少なかった気がする。あまり監督の色を出すのもどうかとは思うが、主役のふたりのどちらかの過去にスポットライトを当てるなり、もう少しひとりの登場人物に感情移入させてもいいのではないだろうかとも思った。原作では、どちらもそれなりの過去が描かれていた気がするので。
さて、日本のイージスを片付けたところに、ちょうど届いたのが連合の……というかザフトのイージスである。先日よりガンダムSeedにハマっているのだが、終いにはアマゾンの送料無料にカコつけて、プラモを購入してしまった。このイージス、カギ爪形状に変形するのがウリの赤いガンダムで、オイラはシリーズ通して一番好きだ。
まー、いい歳してガンプラかよ!! という意見もあろうが、久々にプラモデルを作るのも悪くない。なかなか楽しい。かなり楽しい。しかし、アレだ。アニメの世界では、変形はロボットの花であるが、ここ最近は、実際に完全変形をオモチャで再現しなくてはならないから、メカニックデザイナーの苦労も伺い知れるというモノだ。
変形といえば、マクロスのVF-1バルキリーが最初だろうか? 初めて変形の仕組みを知ったときは、かなり驚いた記憶がある。なにしろ、それほど破綻なく、飛行機が人型になるのである。厳密に言うと、若干スタイルに崩れが出るが、なにしろ絵の中だけに留まらず、現実の世界(つまりプラモデル)でも変形するというのには驚いた。
2023-09-11(Mon) クレギオン、ロケットガール、ダブルリーチ
6月の中頃、ポイントが余っていることもあり、何か面白い小説でもないかと探していると目に止まったのが、野尻抱介氏の「クレギオン」シリーズ。軽い気持ちで電子書籍版を買ってみたところ、これが近年マレに見る面白さ。スペースオペラで、ダーティペアに近い雰囲気だが、それに比べハードSF成分が高いのに、展開はソフトという感じ。
元は富士見ファンタジア文庫での出版だったが、今はハヤカワ文庫で再販されているという状況が驚くほど自然に思える内容だ。ライトノベルとハードSFの見事な融合。なんというかライトでハードってアルミノベル!?
野尻氏の作品は、過去に「南極点のピアピア動画」「沈黙のフライバイ」「太陽の簒奪者」「ふわふわの泉」のいずれも読んでいて好印象だったが、それにも増して面白い。「クレギオン」は平成4年出版開始だが、まったく古さを感じさせない。
1冊目の「ヴェイスの盲点」を読了したところで、躊躇なく2冊目の「フェイダーリンクの鯨」へ進む。が、ひとつ問題が。挿絵がまったくないので、いまひとつ宇宙空間の状況が入ってこない。主役メカであるアルフェッカ号の形もピンと来ていない。
どうも、ハヤカワ文庫に移籍した時に挿絵が捨てられてしまったようだ。いや、それはあったほうがいいのだがな。まだ先に5冊もあるのに、このまま挿絵のない電子書籍版を買い進めるのは、特にこの作品においてはもったいなさすぎるように思える。
しかし、一方で紙の本は食事中に読み進められないという問題がある。非常に不真面目な読書態度で申し訳ないのだが、最近の自分は「細切れの数分の時間を使って、数ページずつ読み進める」というスタイルなのだ。自分の場合、それでも十分に内容は頭に入るし、存分に楽しめるのだ。というわけで、それが解決になるのかはわからないものの、とりあえず「書見台」というものを買ってみることにした。
で、3冊目の「アンクスの海賊」から紙の本で読み始めた……のだが、期待に反し、挿絵は人物画ばかりでSF的な情景を描いたものは皆無だった。ま、そうなるか。とはいえ、マージもメイも、オマケにロイドも、顔はあったほうがいい。結局、7冊目の「ベクフッドの虜」まで紙の本で調達してしまい、その勢いで、間違いなく「ロケットガール」シリーズも面白いハズだから読むべきと思い、これも紙の本を調達。当然、ハヤカワ版ではなく、富士見の再販版である。ついでに、さかのぼってクレギオンの1,2冊目も調達。
こんな気持ちになるのは珍しいが、7冊目の「ベクフッドの虜」はもったいなくて読まずに残し「ロケットガール」に進む。これまた、無闇に面白い。笹本祐一氏の「星のパイロット」シリーズと内容も面白さもだいぶ被るが、リアルな宇宙開発を舞台にしてるだけなのに、なんでこんなに面白いのか。
2024-09-11(Wed) RubyでDigest認証クライアントを作らせる
昨日、RubyでDigest認証クライアントを作ったわけだが、ふと、流行りのAIのお手並みでも拝見してみようかと思いついた。
もちろん、以下はRubyでHTTPクライアントとしてDigest認証を行い、HTMLを受
信する簡単なスクリプトの例です。このスクリプトでは、net/httpライブラリ
とnet/http/digest_authライブラリを使用します。
まず、必要なライブラリをインストールしてあることを確認してください。
require 'net/http'
require 'net/http/digest_auth'
require 'uri'
以下がスクリプトの例です:
require 'net/http'
require 'net/http/digest_auth'
require 'uri'
# 認証情報を設定
uri = URI('http://example.com/protected')
username = 'your_username'
password = 'your_password'
# ネットワーク接続の設定
http = Net::HTTP.new(uri.host, uri.port)
http.use_ssl = (uri.scheme == "https")
# 初回リクエストを送信して、401 Unauthorizedレスポンスを受け取る
request = Net::HTTP::Get.new(uri.request_uri)
response = http.request(request)
# Digest Auth用の認証ヘッダを作成
digest_auth = Net::HTTP::DigestAuth.new
auth_header = digest_auth.auth_header(uri, response['www-authenticate'], 'GET', username, password)
# 認証ヘッダを追加し、再度リクエストを送信
request = Net::HTTP::Get.new(uri.request_uri)
request['Authorization'] = auth_header
response = http.request(request)
# レスポンスの表示
puts response.body
このスクリプトでは、次のステップを行います:
抽出用にURIオブジェクトを作成し、認証情報を設定します。
最初のリクエストを送信して、401 Unauthorizedレスポンスを受け取ります。
401 UnauthorizedレスポンスからDigest認証用のヘッダ情報を取り出し、新
しいリクエストに対して認証ヘッダを作成します。
再度リクエストを送信して、認証後のページ内容(HTML)を取得します。
このスクリプトを実行する際は、適切なURL、ユーザー名、パスワードに置き
換えてください。また、サーバーがHTTPSを使っている場合は、http.use_ssl
をtrueに設定してください。
$ gem search digest | grep http
net-http-digest_auth (1.4.1)
$ bundle init
$ bundle add net-http-digest_auth
$ bundle exec ./digest_test
ArgumentError: wrong number of arguments (given 5, expected 3..4)
/home/user/develop/digest_auth/vendor/bundle/ruby/2.6.0/gems/net-http-digest_auth-1.4.1/lib/net/http/digest_auth.rb:76:in `auth_header'
/home/user/develop/digest_auth/digest_test:22:in `<top (required)>'
def auth_header uri, www_authenticate, method, iis = false
nonce_count = next_nonce
user = CGI.unescape uri.user
password = CGI.unescape uri.password
$ diff digest_test.org digest_test
9,10c9,10
< username = 'your_username'
< password = 'your_password'
---
> uri.user = 'your_username'
> uri.password = 'your_password'
22c22
< auth_header = digest_auth.auth_header(uri, response['www-authenticate'], 'GET', username, password)
---
> auth_header = digest_auth.auth_header(uri, response['www-authenticate'], 'GET')
そもそも、RubyGemsも探さずに、検索でもうまく見つけられなかった自分も不甲斐ないが、それ込みで回答内容には誤った部分はなく非常に有用だ。ちょっと悔しいくらいだな。コードの記述方法は自分が書いたスタイルのほうが圧倒的に美しいと思うが、それはライブラリに対する難クセであって、回答内容とは関係ない。あまり粘着するとラッダイト野郎になるしな。ここは素直に認めておこう。