SVX日記

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2004-12-16(Thu) 格安ストリッパーを買う

  昨日に引き続いて、非常に誤解しやすいタイトルで攻めてみた。別にGoogleなどでの検索時に目立たそうと狙っているワケではないのだが、思わずクリックしたくなるタイトルというのは大事なのである……って狙っとるがな。

  今日は昨日の予測通り、YRPでの仕事をサクッと終わったので、帰りにワイヤーストリッパーを購入しに秋葉に来たのであった。先日書いたように100円ショップのワイヤーストリッパーはちゃんと仕事をするものの、動きが渋く、しばらくしたらバラバラに壊れてしまったこともあり、著しく道具としての魅力に欠ける製品だったので、もう二度と買いたくはない。だから今回狙うのはハンダゴテで有名なgootの製品なのである。

  実はこの時、YRPで一緒に仕事をした後、一緒に引き上げてきた親分と秋葉まで来ていたのであった。お互い興味のあるジャンルが違うのでラジオデパート付近で別れたのだが、直後に「300円であったぞぉ〜」と親分が叫ぶではないか。なに!? んなこといったって、100円ショップの製品はもう買いたくないんだけどなぁ……って、ココは浜田電機!? あ、確かに300円で売ってるわ。刃先の食い込みの調整ネジも付いているし、色合いもgootの製品と同じだな……。そんなに品質も悪くなさそうだ。えーい、お買い上げしてしまえッ!!

  その後いつものヒロセテクニカルに行き、念のためgootの製品と見比べてみた……同じだ。どう考えても同じ型から作っているとしか思えない部品である。握りの部品の形状も、リベットの位置までも同じ。もしかしたらOEMなんだろうか。しかしコッチは300円だ。マルマル1,500円浮いてしまったぞ、ヤフゥー。

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浜田電機
ワイヤーストリッパー\300

  せっかく来たのに買い物が300円で終わるのもなんだか嬉し悲しいので、千石も回ってみる。千石の横のケーブルがゴチャゴチャ置いてある店も、実は千石だったことに初めて気づく。2号店も含めて3軒横並びだったんだ。儲かってまんな〜、ボチボチでんな〜。で、次のプロジェクトであるドア開閉センサーのための長〜くて細〜いケーブルを探してみた。どうもモジュラーケーブルがちょうどいい感じ。最近は需要がないためだろうが20mで260円と格安だ。ついでに、本店のB1Fで高目の抵抗を買い足しておく。ほくほく。

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千石電商
モジュラーケーブル\260
1kΩ抵抗器x100\100
33kΩ抵抗器x100\100
100kΩ抵抗器x100\100
\560

  向かいのあぷあぷという店のジャンク箱に懐かしいアイテムを見つけた。なんと2400bpsのモデムだ。昔X68000を使っていた頃、まさにコレでニフティに接続していた記憶がある。100円なので購入。いやモデムとして利用するんじゃなくて、同梱のACアダプタや、RS232Cケーブル、ちょうどいいサイズの本体ケースやモジュラージャックが再利用できそうな感じだからだ。いわば部品取り用にちょうどよさそうなのだ……んが、レジに行って驚いた。300円って値札が貼ってある。「あれ? 100円のジャンク箱に入ってたんですけど」「ちょっとお待ちください」(300円ならイランぞ)「100円でいいです」「そんならお願いします」……チーン。

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あぷあぷ
ジャンク2400bpsモデム\100

  秋月は休みだし、もう行くところがないな……というところで、ふと日米通商というジャンク屋の存在を思い出した。先日インターネットで存在を知ったのだが、行ったことはない。くわしい場所は確認してなかったのだが……あったよ。おぉ、これはすごい。フツーの部品も売ってるじゃん。うゎ、100本組みの抵抗器の小袋がデカい箱に無造作に放り込んであって50円だ。秋月や千石の半額だし。ココで買えばよかった。奥のコンデンサコーナなんて電解が10本組みテープでどれも100円だ。うれしくなって思わずあちらこちらをチェックしてしまう。なんじゃこりゃ、電動のドラムカウンタか? いや、手動の入力スイッチだな。オモシロそう。お買い上げじゃ。わぉ、お気に入りのアナログメータだ。こギレイなのに210円とな? これもお買い上げじゃ。

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日米商事
ドラムスイッチ\105
アナログメータ\210x2\420
\525

  例によってトライアミューズメントタワーでちょっとゲーム。最新シューティングの「蟲姫さま」というのを試す……んが、コレ楽しいのか? 最近の弾幕シューティングってゼンゼン楽しいと思わないな。作業のように異様に単調だし。敵を倒すとこっちに金塊が飛んできて自動回収されたり、中型敵を倒すとその敵の弾が消滅したりするんだが、その必要性も不明。画面がゴチャゴチャするだけじゃん。ひさびさにグラIIやってみたけど、やっぱりこっちのが圧倒的に面白い(高速ステージで終わっちまったけど)。基本的にボンバーのあるゲームは嫌いなんだよな。危なくなったらボンバーで解決しろって、難易度調整の放棄だし、借金した挙句の自己破産みたいじゃねぇか。

  帰宅し、早速ジャンクモデムを開封してみる……って、中古かよッ!! いや別に中古でもいいんだが、どういう経緯でいままで在庫してたのか気になる。うへ、気がつくとRS-232Cケーブルが25pinコネクタだ。そりゃぁそーだよな。一方でこのモデム、電池稼動するためにケースに電池ボックスが付いている。しかも6V用。こりは使いやすいぞ。LEDが5個も組み込んであるし、はてナニに仕立て上げるかなぁ。電池ボックスがある→独立して稼動、RS-232Cがある→時々PCにつないで入出力、となると……温度のデータロガーとか? バーサライタという手もあるな。100V対応のプログラマブル調光機もいいな。うぴうぴ。

  それはそうと日米通商の紙袋は、商品に無関係の広告を裏返して作ってあった。とってもエコロジックにステキだ。しかし安く済むからこうしているのだろうか? このセチガラい時世、一番高いのは人件費だと思うのだが……イラン心配ですか、そうですか。


2008-12-16(Tue) Core2との対決

  とりあえず

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2009-12-16(Wed) コーラに三顧

  今日はネタ。ポエム風。

  仕事してて、頭の回転が下がってくると、無性にコーラが呑みたくなる。

  以前は2Fの自販機で扱っていたのだが、いつしか外され、1Fの自販機で扱っていることに気づくまでには、しばらくかかったっけ。

  職場は3F。ガツンと立ち上がり、階段を降りて、1Fの自販機の前に。

  20円しか持ってなかった。

  ちくしょう。階段を登って、3Fに戻る。財布を持って、階段を降りて、1Fの自販機の前に。

  万札しか入ってない。

  自販機に入るのは千円札だけ。

  ちくしょう。階段を登って、席に戻る。あきらめようかとも思ったが、落ち着かない。3Fから1Fまで二度も往復すれば息も上がる。

  ふと、ATMがあったことに気づく。決意を改め、階段を降りて、2FのATMで取り扱い最低額である千円を引き出す。

  さらに、階段を降りて、1Fの自販機へ……ん、前に人がいる、つーか、自販機の戸が開いたぞ。

  誰しも我慢の限界という物はある。

  「コッ!! コーラが呑みたいッ!!」

  メンテの兄ちゃんは、快く、手動精算でコーラ1本を手渡してくれた。そして「ありがとうございました」と。

  なんだか嬉しく、階段を登る足取りは軽く、コーラはいつもよりウマく、孔明を迎えた劉備の気持ちがわかった気がした。

  呑み終わったとき、結果的に、ATMで千円を引き出した意味は、なかったことに気づいた。んが、そういう問題でもない気がした。

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2012-12-16(Sun) バリオ基板化

  例のハンググライダ用のバリオメータの製作だが、ブレッドボード上の回路を基板上に組む。

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  とりあえず、液晶ディスプレイに文字を出力するところまで完了。


2013-12-16(Mon) アンドンとりあえず完成だドン

  外装が完成したので、サクっと電装系統を実装する。

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  というわけで、ようやく自作の行灯が完成した。ほぼ期待どおり、雰囲気のある照明ができあがった。

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  裏側は艦娘「五月雨」仕様となっている。

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  思いついて、点灯すると「頬紅」が差す仕様にしてみた。うーむ……いったいオレは何を目指しているんだ……。

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  あまりにうれしくって、寝床に入ってから、30分以上眺めてはニヤニヤしてしまった。失敗したところも反省点もあるけれど、ひさびさに思いっきり満足できる工作だった。


2017-12-16(Sat) パーフェクト破線描画ライブラリを実装

  自由な曲線を、意図した通りに制御しつつ描くためにはベジェ曲線が最適だ。それは角丸の長方形を描くためにも有用。破線も描きたい。しかも、一点鎖線も二点鎖線も、開始点も終止点も、線が直角に曲がっても破綻しない破線が。

  というわけで、先日のタートルグラフィックスに、パーフェクトなベジェ曲線と破線描画機能を実装してみた。文法は以下。

tThrough(終止点への角度, 終止点への距離, 終止点からの角度, {オプション})

  以下で、半径100の擬似真円を描ける。

4.times { tThrough(45, 141.421356, 45) }

  ちょっと調べた限り、タートルグラフィックスにベジェ曲線を実装した事例は多くないようだが、その中でも、我ながらもっともシンプルかつ美しい実装方法であると自負している。オプションを与えることで、制御点までの距離や、破線のパターン等も指定できる。

  で、描いたのがコレ。

  画像の説明

  で、それを描くコードがコレ。

     # ベジェ曲線テスト
     win.tSetPos(64, 64)
     win.tSetHeading(90)
     win.tArc(360, 4)
 
     win.tForward(100)
     win.tArc(360, 4)
 
     2.times {
         win.tThrough( 45, sqrt(120 ** 2 + 120 ** 2), -45)
         win.tArc(360, 4)
         win.tThrough(-45, sqrt(120 ** 2 + 120 ** 2),  45)
         win.tArc(360, 4)
     }
 
     # 波線テスト
   [false, true].each {|fit|
 
     win.tSetPos(64, fit ? 192 : 128)
     win.tSetHeading(90)
     win.tArc(360, 4)
 
     win.tDForward(*win.fit_dline(100, [0, [20, 10]], { :FIT => fit }))
     win.tArc(360, 4)
 
     2.times {
         win.tDThrough( 45, sqrt(120 ** 2 + 120 ** 2), -45, { :PAT => [0, [20, 10]], :DIVS => 16, :FIT => fit })
         win.tArc(360, 4)
         win.tDThrough(-45, sqrt(120 ** 2 + 120 ** 2),  45, { :PAT => [0, [20, 10]], :DIVS => 16, :FIT => fit })
         win.tArc(360, 4)
     }
   }

  で、ちょいとライブラリをOpenGL版に入れ替え、意味もなく3Dにしてグリグリと回してみたり。

  画像の説明

  思い返せば、このライブラリの原型を作ったのは10年以上前になるのか。こんなに長らく付き合うことになるとは思ってもみなかったな。


2024-12-16(Mon) なんとなく亀岡へ走り出す

  いろいろな意味で遂に仕事に見切りをつけてしまったので、少し休むことにした。丸々一週間。理由は、充電でも、自分探しでも、仕事探しでも、有給消化でも、メンタル不調でもよいが、有給に理由はいらないのだよな。特段の理由はないが、あえて言うなら「時間を食べるテスト」だろうか。

  そのテストならば、ずっと家にいる方がよいような気もするが、せっかくならロードスターの相手もしたい。なんとなく、嵯峨嵐山のトロッコ列車を思い出し、行ってみることにした。今回はあえてユルい計画で行く。決めたのは亀岡の駅前の宿だけ。トロッコ列車に乗るかどうかも気分次第。

  ユルい気分が過ぎたのか、カメラも布チェーンも忘れてしまう。ある意味で計画通りか? 23号から421号へ、石榑トンネルを抜け、昼時になったので、道の駅「奥永源寺渓流の里」へ。鹿カレーというのを見つけたので食う。意外と肉が多くて得した気分。

  平日なので市街地は常に渋滞気味だ。近江大橋を通り、山中越で京都市街へ。っと、そこで左から目の前に車が飛び出し、ABSが作動するほどのハードブレーキ。こっちは見ていたので、まだ余裕はあったが、1秒先を走っていたら避けられなかったかも。アホタレが。

  金閣寺の横を抜け、道を間違えて清滝トンネルへ。福井のトンネル群みたいな信号があったので、先が行き止まりと知りつつ長らく待って通ってみたが、やはり廃線トンネルの転用らしい。戻りは上の峠を通ったが、恐ろしく凸な道路をメクラで通らされた。後で見たら上にミラーがあったらしい。そんなの気づかんて。その後、そこそこヤバげな道を抜け、保津峡駅へ。

  画像の説明 画像の説明

  特段、なにがあるわけでもない。トイレを済ませて北へ。ここから西、亀岡方面へは、線路はあるが道路はないので、かなりの大回りが必要なのだ。引き続き、そこそこヤバげな道が続くが、いきなり集落が現れる。水尾という町らしいが、スゴい場所もあったもんだ。さらに先に進むと、路肩に雪が現れ始める。ちょっと焦ったが、どうにか北へ抜けた。

  田舎道を南下し亀岡へ。デカいサッカースタジアムがあり、駅周りだけ都会のふりをしているヘンテコなトコだ。駐車場は24時間で250円。とりあえず、ホテルにチェックインし、夜の散歩に出る。

  特段の当てはないが、SFでも読みたい気分なので本屋へ。文庫を作者名順に並べるのはヤメろよ、と思った矢先、ハヤカワ文庫が平積みされているのを見つけた。珍しいこともあるもんだ。「AIとSF」というアンソロジを見つける。安野貴博、野崎まど、野尻抱介と並んだら買うしかない。ちょっと高いがレジへ。新品の紙の本を買うのはしばらくぶりだ。にしても、ちょっと厚すぎないか。

  ホテルのレストランで晩飯。枝豆、熱燗、豚の生姜焼き定食、大盛。風呂はまぁまぁ。ベットで読書。で、野崎まどの作品に爆笑。AIって、SFって枠で捉えると、どうしても悲観的になりがちだけれど、未熟なAIの感覚のズレを楽しもうってのは、発想が好き。SF要素は後付けっぽいけど。

  さて、明日は何をしようか。とりあえず、早く起きるために、早く寝ることにしょう。