SVX日記

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2004-09-09(Thu) 続・シリアルポート考察

  昨日、PCのシリアルポートのRxDピン内部に存在する抵抗値、いうなれば下流側の抵抗値を計算して推測したが、よく考えたらRTS-CTSピン内部の制限抵抗値、上流側の抵抗値も知ることができるのではないかと気づいた。しかも、新たに回路を起こしてテストする必要もなく、昨日のデータを元に再び方程式を解くだけである。

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  昨日の計算では通常の方程式だったが、今日のは連立方程式が必要だ。久々に学校の勉強が役立つ瞬間である。ゴチャゴチャと式を書きつらね、結果を得る。電圧は8.04V、制限抵抗は263Ωであることが判明した。

  ここまでわかると、さらにいくつかの考察ができる。今回RTS-CTSからトランジスタの間の抵抗を2.2kに変更することで問題の解決を図ったが、この抵抗自体がさほど必要でないことがわかるのだ。2.2kの抵抗を挟んだ場合に流れる電流は1.1mAだが、抵抗を無くしても1.6mAに増大するだけなのである。

  さらに、RTS-CTSからグランドに短絡した場合も計算できる。その場合は、30.6mAが流れて制限抵抗に0.246Wの損失が発生する。フツーの抵抗は1/4Wでそれだとギリギリ(おそらくかなり熱くなるレベル)であるから、内部の制限抵抗は、たぶんちょっと大き目の抵抗なんだろうな。RS-232Cの規格には「短絡を許容する」という条件があるが、なるほど、こういった制限抵抗が付加されていることにより規格に適合しているのだ。なるほろー。

  といったところで、アナログメータの製作開始。カセットケースを加工して基板とメータを固定できるようにする。このカセットケースは10分テープ11本組みを500円程度で買ってきたもので、1個あたり50円である。テープが無駄になるというのがチトあれだが、カセットケースは加工も簡単だし、ケースを開けた状態にすると斜めに固定できるし、ちょっと割れやすいのが難だが、電子工作のケースとしては非常に優秀だと思う(ただし、スリムケースはいただけない)。今回、カセットレーベルは敢えて使うことにして、カッターで穴を開けてみた。

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  さて、最近ちょっと睡眠時間を削って作業しすぎていたので、今日はココで早寝である。ぐぅ。