SVX日記

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2004-08-23(Mon) COLDHEATファーストインプレッション

  今日は、昨日設計した基板の製作を開始。初めてのCOLDHEATの実戦投入でもある。秋月で購入した紙フェノール基板の上に次々に部品を乗せ、千石で購入したすずメッキ線でつないでいく。ハンダ付けはThinkGeekで購入したCOLDHEATハンダごてである。うぅむ、ワールドワイド。

  で、COLDHEATのファーストインプレッションであるが……早い話あまりよろしくはなかった。しかし、ハンダごて革命ともいえる素晴らしいプロダクトだと思うし、基本的にまだ私の習熟が足りないと思うので、くれぐれも評価を決定して欲しくはないが、とりあえず初日のインプレッションとしてはあまりよいものではなかった。

  ハンダ付けの基本ワザは「基板のハンダ付け箇所を暖め」「ハンダを流し込む」という2段コンボなのであるが、これはCOLDHEATでもキチンとこなせる。しかし「ハンダごてにハンダを乗せて」「ハンダ付け箇所に塗りつける」という、いわば邪道ワザはフツーのハンダごてにできても、このCOLDHEATでは不可能である。そもそも、コテ先にハンダがひっつかないのである。これは利点でもあるのだが。

  ところが、上記の基本ワザも難しいことがあるのだ。というのも、ユニバーサル基板の輪状の銅箔を暖めているうちに焦げてしまい、ハンダが付かなくなってしまうことが何度かあったのだ。しかも、この焦げてしまう現象は、あまり暖め時間に依存していないような印象を受けた。つまり、一瞬で焦げてしまったことがあった気がするのだ。そして焦げると決してハンダが乗らない。

  また、あまりハンダの溶けが悪いので不審に思い電池を確認したところ、すでに消耗している感じであった。マニュアルによれば700接点とあったが、ちょっと及ばない感じだ。新品の電池を使わなかったので、この辺りは単なる印象ではあるのだが。それに、コテ先がほんの少し欠けてしまった。やはり強く押してはイカンといくら説明されても、接触が悪いと若干は力が入ってしまう。慣れが必要とは思うが、やはりコテ先は思いのほか弱いので注意が必要である。

  結局、作業の後半はフツーのハンダゴテを出してきてしまい、その出力と作業性に改めて驚いてしまった。ただ、やはりスポンジを濡らしてコテ台を用意するのは面倒だし、温まるのを待つのはうっとおしい。この点ではCOLDHEATの圧勝である。今後もCOLDHEATを積極的に利用していこうと思うが、もしかするとまとめてハンダ付けする場合にはフツーのハンダゴテのがよいのかもしれない。というわけで、もう少しCOLDHEATによるハンダ付けに習熟するまで最終的な評価は控えたいと思う。

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  とかなんとかやっているうちに、一応、基板の完成である。COLDHEATに習熟してないため、いつにもまして汚いハンダ面であるが、ブレッドボード上と同じようにアナログメータを駆動するところまではできた。明日はファームウェアの開発を進め、PCからシリアルポート経由でメータを自在に操るところまでいければと思う。では。


2005-08-23(Tue) ペヤングで夢を叶える

  食べ物ネタが続くが、突然ではあるが、今日は「ペヤングソースやきそば」の超大盛りについて語るのであった。実はこの「ペヤング」東日本限定であるらしいのだが、なぜか会社へ向かう途中のコンビニで発見してしまったので思わず購入してしまったのだ。ここは中部地方だぞ。しかし、ヒトコトでいうとシンプルにオオバカ。なぜ、こんなに巨大なのか? だが、これには非常に深い意味が隠されているのである。

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  まず、ちょっとした周辺雑学から。Wikipediaからの引用だが、「ペヤング」の意味は「ペア」+「ヤング」つまり若い二人(=カップル)に楽しく食べてもらいたいという願いが込められているらしい。うわぁー……オイラはもう若くないんだけど……中年力とか叫びまくっているし……でも、ヤングな気持ちで食べればペアで食べても許してもらえるかな……などとひとり夢見がちになりながら、今回はひとりでガッツガッツと食ってしまうのである。ふんッ!!

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  ふたを開けるとビックリ!! なんと、麺がふたつ入っている!! この超大盛りの麺の量は180g。通常版の麺は90g。早い話が2個入っているのだ。なるほど、麺の製造ラインが1個で済むというアイデアか。抜け目のないヤツめ。ちなみに大盛りタイプの麺の量は130g。通常版+40gが大盛り、大盛り+50gが超大盛り。非常に挑戦的な布陣といえよう。

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  インスタントだけに、あっというまに完成だ。スゴイッ!! 恐ろしいボリュームだ。これをひとりでガンガンと食えると思うと、10歳の誕生日以上の喜びを感じる。では、いただきますッ!!

  そしてココで恒例の「フルタニアンの考察タイム」である。まず、一般の「インスタント焼きそば」という存在について考えよう。先日の「絶対、二度食えッ!!」ではないが、これは「焼きそば」とは似て非なるものである。まったく別物と考えたほうがよい。だいたい「焼いてない」時点で、麺一本一本まで、深く疑ってかかるべきである。正しく命名するなら「ソースふやかし麺」だからである。

  だが、そんなコトでインスタント焼きそばの価値は、1ミリも損なわれることはないのである。個人的主観ではあるが「ウマい!!」からである。一般においしさのキーワードである、具が多い、麺にコシがある、なんてイスカンダルの彼方に捨ててしまいたくなるほどに、ウマいのである。いわば、夜店の焼きそば。アレの「完全形」なのだ、と断言しよう。その証拠に、一時期販売されていた「ラ王焼きそば」の大失敗が挙げられる。インスタント界に、ヘタにリアルな焼きそばを持ち込んだのが失敗の原因である。まさに「二度食え」の逆転現象が発生したのである。消費者は「オイラの食べたかったインスタント焼きそばは、こんな中途半端な存在ではない!!」と思ったに違いないのだ。具のないふやかし麺、それこそが勝利のキーワードなのである(注:ちなみにオイラは一般のラ王のウマさは認めている)。

  さらに、インスタント焼きそばの素晴らしさに加え、このサイズの素晴らしさにも言及せねばならない。まず、一般にパックで売っている食料には、大きさという非情な概念が付きまとうコトを理解していただきたい。カップヌードルが好きで仕方ない!! しかし、通常はひとつしか食うことができない。つまり、カップラーメンで満腹になるというコトは非常に困難なコトなのである。そりゃ、一度に3つ食えばいい。しかし、一度に3つ食えるかといえば現実には食えないし、食わない。それがパック売りの食料の非情なる限界なのである。つまり、満腹になるまで食べられない特性を持っている食べ物であるといえよう。

  マクドナルドのハンバーガが好きだ!! これも同様だ。いかにビッグマックが好きであろうと、一度に2個食うことは普通は不可能。かっぱえびせんの乱れ食い然り、クノールのカップスープのガブ飲み然りである。そう考えると、コレで腹をいっぱいにしたい!! という夢をかなえるためには、かなり思いきった実力行使に出なければならないのである。大げさに言えば、それを実現できる人は、選ばれたひと握りの人間だけなのである。

  しかし、それに対する道場破りともいえる存在が、この「ペヤング超大盛り」なのだ。この巨大さは、イッツァドリームカムツルーなシェイプといえよう。一般人でも夢が実現できるのだ。食っても食っても減らないったらありゃしない。戦いの中盤など、気がつけば、一度にものすごい量を口に放り込んでいた。通常の大盛では、到底実現できない、雑な食い方である。しかし、それだけの量を一度に口にほおばるからこそ、見えてくる世界が存在するのである。

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  久々に、ある意味、ものスゴい満足感を伴った食事であった。あこがれのインスタント焼きそばを、食いたくなくなる直前まで食うことができたのである。すばらしい経験であったといえよう。というワケで、このような、一見「量が多いだけ」というプロダクツも、実は消費者を異なる世界へ連れて行く可能性を秘めているので……ゲプ……失礼。ま、そーゆーことである。ごちそーさまでした。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

渡邉 [本日初めて拝見しています。 こんな焼きそばあったんですね。 知っているかもしれませんが2005/11/14から日新か..]

トホホ船長 [次は徳島製粉の金ちゃんヌードルを食べるのだ麸猿メには『金ちゃん焼豚飯店』も用意してあるあとは頼んだぜ健闘を祈る]


2006-08-23(Wed) デスピリアでだいぶダイブする

  先日、プラネットライカ熱が再燃したので、ググッて似たようなゲームを、中古で捨て値で買ってみた。それがコレ「デスピリア」だ。女神転生で有名なアトラス製作のサイコなゲーム。アトラスといえば、昔ファミコンで少しカジった「真・女神転生」もかなりキてる雰囲気で悪くなかったなぁ(解けなかったけど)。

  ちなみにググッて発見したソフトであるから、一般的な評判はチェック済みだ。概ね「雰囲気が好きな人には最高の作品」という評価。まさに、プラネットライカと同系統の作品であることは、この評価からも読み取れる。

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  しかし、大問題発生ッ!! 「東京バス案内」「タイピングオブザデッド」で遊んで以降、ずっと押入れの奥に仕舞い込まれていたドリームキャストなのだが、AVケーブルが見つからない……AVケーブルがなきゃ、ドリキャス丸ごと単なるゴミじゃねーか!! 必死で探す……探す……あ、あれ? ジャンクケーブルの山の一番上にアッサリと見つかったぞッ!! よかった……しかし、かなりのラッキーポイントを消費してしまった気がする。ハンパでない散らかり方のオイラの部屋に限って、絶対ありえないような発見のされかただ……コレはコレでイヤな予感……。

  ソフトをセットして、ドリキャスを起動する。久々の起動なので、時刻の入力を要求される。ディスクのチェックが始まる。しばらくして、ディスクのチェックが終わり、再び、ディスクのチェックが始まる。すると、ディスクのチェックが終わり、また、ディスクのチェックが始まり、ディスクのチェックが終わったかと思うと、ディスクのチョップが始まり、ディスコの始まりが、ちょっとチェップで終わったら、なんだかデスクのチョンマゲが……キーッ!!

  「壊れとるやんけッ!!」

  ……と、思ったら、電源を数回入れなおしたら、何事もなかったの様に動き出した。タイトル画面が出る……かと思えば「記録用メモリがありません」の表示……そうそう、メモリカードを挿さないとね、どぉこぉかぁなぁ……って、この手元のコレ(コントローラ)に挿さっとるやんけッ!! 先ほどのAVケーブルの発見で、オイラのラッキーポイントは底を突いたのか!?

  だが、不思議なことに再起動を繰り返すと、少しずつマトモに動き始め……突然リセットがかかったりもしつつ……なんとかゲームができるようになった。なんだか、非常に不安だ。このゲームを終わらせたら、分解して部品取って捨てちゃるからな、このドリキャスめ。

  肝心のゲームの内容は、なかなかの雰囲気。結構、好きだな、こーゆーの。このゲームでは、人の意識の深層に入り込んだり、物や場所に残った残留思念を読み取るコトを「ダイブする」というのだが、通常のRPGで人と会話する感覚で、このダイブを繰り返す必要がある。

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  で、キているのがこのダイブした場合の画面効果。映画の「リング」に似たような効果があったような気がするが、活字がうねうねと画面内を暴れ回るという、素ン晴らしく薄気味悪い効果である。文字は、複数の文字列が同時に表示されたりもしつつ、常に動きを伴うので、すべてを確実に読みとるコトが不可能な場合も多く「思念という不確かなものを感じ取る」という感覚をうまく表現しているといえよう。秀逸。

  一方でマインド(心、スタンド!?)で戦うという独特の戦闘シーンもあるが、内容的にはフツーのRPGの戦闘となんら変わりなく、少しガックリ。なんかこう、もやもやっと、こう、まにょまにょっとか、そんな感じにしてほしかった(?)。

  ちなみに全体的な雰囲気だが、九龍やライカほど根本から異常という世界ではないのは、ちょっと異なるトコロかな。マトモな登場人物が比較的多い。ゲーム的には、ちょっと序盤のテンポがゆっくりめで、退屈かな……寝っ転がって遊んでいたら、いつしか自分の深層意識にダイブしてしまっていた……よーするに遊びながら寝てしまった……おやすみ……

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  ……わッ!? なんだッ!? イキナリ気味の悪い音楽が流れ始めて、意識が戻ったぞ!? あ、あれ? オレ、寝てたの? ……つーか、あの、えーと、画面に出てるの、コレ、オープニングデモじゃないんすか? ……もしかして……もしかせんでも……

  「リセットかかっとるやんけッ!!」

  ……あのぉ、かなり前にセーブしたっきりなんですけど、やり直し? ……こんな調子でクリアするコトができるのだろうか……? いろんな意味で、まったく、あなどれないゲームである。改めて、おやすみである。