SVX日記

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2007-01-15(Mon) LHD-NAS160V探訪

  さて、一応インストールは完了ということで、おもむろにアチコチの設定を始めるわけだが、使い始めということで、あちらこちらの仕様を確認したりするわけである。

  なによりも気になっていたのは、旧いC3コアが一般的なi686の命令をすべてサポートしないため、i686バイナリを動かすと止まることがあるらしい、という問題だ。具体的には「cmov」という命令らしいが、なんでそんなことになっているのやら。RHEL4はi686以上をサポートなので、もしこのC3がi686をサポートしていないのなら、インストール自体ができないはずだが、RHEL4は旧いC3コアをi686と認識する(既知の)不具合があり、インストールはできてしまう。では、起動すらしないのかといえば、それほど使用頻度の高い命令でもないため、そんなにすぐ止まるわけでもないらしい。

  つーわけで、早速に「cat /proc/cpuinfo」する。

  画像の説明

  あ、あれれ? コレ、Nehemiahコアじゃん!! ちゃんと「cmov」という表記もある。するとi686の命令セットはフルサポートということになるし、同じ800MHzでも旧C3よりも相当パフォーマンスはよいはずだ。クロックは533MHzと出ているが、これは休ませている状態だからだろう。

  しかし、WikipediaでC3コアについて調べても、800MHzのNehemiahが存在するなんて記載はない。ググっても出てこない。そもそも、VIAのページを見ても、マザーとCPUの組み合わせについて言及した情報はない。でも、Epia-MLというマザーのクロックは800MHzで合っている。なんじゃこれ? もしかすると、これはよい意味でNAS特別仕様マザーなのだろうか? オイラは、200Mhz足りないというよりは、コアのリビジョンが高いという意味で好意的に取るぞ。なんにせよ、なんの心配もなくRHEL4のバイナリが使えるってコトだ。これはうれしい誤算だ。

  さて、ちょっと安心したところで、フロントのLCDパネルが気になってきた。適当に「echo hoge > /dev/ttyS1」とかやったら、表示されるんちゃうか? ……と、いうのはさすがに甘かった。変化なし。しまったぁ……こんなことなら、BSDベースのOSが動いている状態で通信をスニッフィングして、プロトコルを解読しておくんだった……どうしよう。

  画像の説明

  そもそも、どんな部品構成になっているんだろう……なにやら、チップがふたつ載ってますな……PIC16F628AとADM232A……って、おいッ!! 型番聞いただけでジャストミートではないか。それ、オイラの庭の中だよ。周囲を見ると、COM, PRG JPとかあるし、これ、正規の電圧のシリアル信号と、PICのオンボードプログラミング用のコネクタじゃん!!

  プロトコル解析よりは面倒だが、オンボードプログラミング用のコネクタからPICのファームを吸い出すことができれば、コード解析によりフルに機能を使うことができそうだ。なんなら機能の追加もできる。一方で、隣のシリアル信号を利用すれば、ttyS1にもういくつか自作ガジェットをぶら下げることもできそうだ。自作野郎にはシリアルポートはいくつあっても嬉しい。これはよい発見をした。

  画像の説明

  こっちのLCDパネルの型番はよくわからんが、うまく活用できそうである。うひゃひゃ。ではまた。