SVX日記

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2016-08-07(Sun) CUIで無線LANに接続

  実は、ラズベリーパイが流行り始めたころに、なんとなくAとBをゲットしてはいたのだが、うまくFedoraが動かせなかったうえ、それほどの用途も思いつかなかったので、そのまま放置していたのであった。んが、ちょっとした用途が浮上し、最新のOSであるRaspbian Jessieを入れてみたところ、Debian系ながら、使いたいパッケージが十分に揃っていることに気づき、いまさらながらゴソゴソとイジり始める次第であった。

  画像の説明

  というわけで、最近になってようやく整えたHDMI環境に、Full版のRaspbian Jessieを導入したラズベリーパイ1のモデルBを接続……と、普通にフルHDでGUIが表示されることに軽く驚く。んが、全体にもっさりだな……って、なにげにメニューのゲームの中にマインクラフトが入ってんじゃん。意外とヌルヌル動くが……いったい何を目指しているんだ。

  目的とする用途にGUIは不要なので、改めてLite版のRaspbian Jessieを導入しなおす。んが、心配なのが無線LAN。USBポートにこのモジュールを挿しているのだが、サーバ用途で無線LANを使ったことがないので、CUIでの設定の仕方がわからん。iwconfigとか使うんだっけ。

  ググりつつ、試行錯誤する。まずは、アクセスポイントのスキャン。

# iwlist wlan0 scan | grep ESS

  アクセスポイントに接続するにはこう。

# ifdown wlan0
# iwconfig wlan0 essid "<ESSID>" key "s:<KEY>"
# iwconfig wlan0

  しかし、これだとDHCPクライアントが起動しないので、IPが振られない。手動で起動する。

# dhclient -v wlan0

  結局、これだけでネットワークに接続できるようになった。できてみれば、そのまんまだな。

  ただし、いちいち手動でやるのは実用的ではないので、自動で起動する設定を書く。まずは認証設定。/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confに定義する。

network={
	ssid="<ESSID>"
	psk="<KEY>"
}

  WEPの場合は以下。

network={
	ssid="<ESSID>"
	key_mgmt=NONE
	wep_key0="<KEY>"
}

  /etc/network/interfacesにDHCPを使う旨を定義する。

# diff /etc/network/interfaces.org /etc/network/interfaces
< iface wlan0 inet manual
> iface wlan0 inet dhcp

  こうすれば、インタフェイスを上げるだけで、IPが振られ、ルーティングも設定されるので、無線LAN経由でのネットワーク開通である。

# ifup wlan0

  無線接続が有効になったことは、以下のように確かめられる。

# iwconfig wlan0
wlan0     IEEE 802.11bgn  ESSID:"xxxxxxxxxxxx"  Nickname:"<WIFI@REALTEK>"
          Mode:Managed  Frequency:2.412 GHz  Access Point: AA:BB:CC:DD:EE:F0
          Bit Rate:150 Mb/s   Sensitivity:0/0
          Retry:off   RTS thr:off   Fragment thr:off
          Encryption key:****-****-****-****-****-****-****-****   Security mode:open
          Power Management:off
          Link Quality=95/100  Signal level=61/100  Noise level=0/100
          Rx invalid nwid:0  Rx invalid crypt:0  Rx invalid frag:0
          Tx excessive retries:0  Invalid misc:0   Missed beacon:0

  しかし、普段使いのPCから、ラズベリーパイにsshアクセスができないことに気づいた……つづく。