SVX日記

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2005-01-19(Wed) バッテリ、バラされる

  本格的に熱っぽくなってきたので、仕事休んで寝てるコトにした。明日はまたもやYRP出張なのだ。今日は休めても、明日は休めない。あちらが立てば、こちらが立たず。あちらが立たねば、こちらが立つ。あーこりゃこりゃ。

  といっても、そう一日中寝っぱなしというワケにもいかない。床の中で地獄甲子園を観たりしてしまう。ウチは自宅サーバに「DVD to mpeg1 to VideoCD機能」を実現してあるので、DVDをリッピングしながら、無線LANを利用して寝床のノートPCでDVDを視聴することができるのだ。イマドキmpeg1かよッ!! というツッコミもあろうが、Pentium1GHzクラスでエンコードができて、2Mbit/secという無線LANの帯域で通せて、Pentium233MHzクラスでデコードができて、ツブシが利くコーデックといえばやっぱりmpeg1なのである。文句あっか。

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  地獄甲子園……なかなかにオイラのツボを突くオモシロさであった。少林サッカーと比べられるとちょっと落ちるが、よりバカバカしい……というか「さらにバカ」とホメておこう。あっちは一応サッカーらしいコトをしていたが、こっちはほとんど野球らしいコトをしないのがスゴい。そもそもボールを投げてバットで打つというシーンがないのだ。野球らしいのはプレイボールの時まで、その後は気がつけば死屍累々なのである。アホだ。アホすぎる。

  しかしこの主人公の「野球十兵衛」はエラいオトコ前である。基本的に長髪の似合うオトコが好み……というと語弊があるが(オイラにそのケはない)、素直にカッコいいと思う。世良正則、江口洋介、そしてこの坂口拓。特に野球十兵衛については役柄だとは思うがシャウトするセリフがまた素晴らしく迫力のあるイイ声である。ちょっとファンになってしまった。

  それはそうとこの作品中で「メガネ」という役を演じている役者、なんと「鉄塔武蔵野線」の主人公を演じていた伊藤淳史だそうだ。うゎ、ゼンゼン気づかなかった。確かに日本有数の鉄塔マニアのオイラではあるが、そう何度も映画を観たわけではないし、あの時は子役だったので気づかなくても当然ではあるが……あんたキャラクタ変わったねぇ。しみじみ。

  そんなこんなでまたヒト眠りし、夜に起き出して晩飯を食い、居間でノートPCを開いたトコロでふと気づいた。ACアダプタを寝床に置いたままである。

  最近、居間でPCするときには、以前にあるルートから\2000で入手したCOMPAQのARMADA M300を活用している。なにしろレジュームが利くのでちょっとメールチェックしたりするのに非常に重宝するのだ。しかしながらバッテリがかなり疲弊しているため、レジューム機能を使うには十分なものの、普通に使うと20分程度しか持たないという問題がある。悪いコトにはバッテリの残容量検知がうまくいっていないらしく、電圧が降下すると予告なく落ちる。先日などはACアダプタがコンセントに刺さっていないコトに気づかず、突然落ちて書きかけのSVX日記の原稿を失ってしまった。ムキーッ!!

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  やっぱり2時間とか3時間は動いてくれたほうが便利だ。んじゃ、新しいバッテリパックを購入するか? COMPAQのサイトで探してみる……ねぇよ……型が古すぎて扱ってないらしい。まぁ、どうせ新品を購入するつもりなんてないんだけどさ。今度は適当にググってみる。ほぅ、なるほど。バッテリセルのみ交換するサービスがたくさんヒットした。対象機種の中にこの機種も見つかった。しかし工賃の中心価格帯は1万円台弱。いかにバッテリセルが高価だとはいっても、ちょっとボリすぎちゃうの? もう少ししつこくググってみると……出たよ、ユーザの交換事例。なんとジャストミートにこの機種の交換事例を発見。単純にケースをバラして中のセルを交換すればいいらしい。

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  さっそくバッテリパックのスキ間にナイフを突っ込んでみる。上記のページには詳しいバラし方が記述してなかったので適当にグリグリする。結局、以下の写真に示すように力を加えたところ、かなり抵抗はあったもののベリベリと分解することができた。基本的にどの機種においてもバッテリパックは分解できるように作られてないようだ。ボンドとかツメ(外すことを前提に作られていない)とかで組んである。

  露出させたバッテリセルの型番を確認。ググると……サックリと通販サイトが引っかかった。なんと!! 1セル\577で販売されている。4セルで\2,308、送料込みでも\2,812である。そうこなくちゃイケネェよな。そのクレェでなきゃ交換する気も起きないっつーもんよ。抜く手も見せずに注文である。

  うまくいったアカツキには、カミさんの愛用しているサブノートLOOXのバッテリも交換してやろうかと思いつつ、バッテリセルの到着を楽しみにオヤスミである。


2006-01-19(Thu) イッツ、デジャヴ?

  しかし、先日は「NECのLaVie A」を購入して、かなり気に入っちゃって「ベタ惚れのオイラである」なんてサラッと書いてしまったが、10代のオイラが今のオイラを見たら怒り狂うコトであろう……というのも、1983年4月。コンピュータというモノに興味を抱いて以来、オイラはかなりの長い間、アンチNECだったのである。NECのPCが大嫌いだったのである。圧倒的なSHARP党だったのである。

  だが、気が付けば、自ら進んでNECの関連企業に属し、気がつけば自費でNECのPCを購入して喜んでしまっているではないか。そうなのだ!! このLavieはオイラが初めて購入したNECのパソコンなのである。我ながら、驚いたなぁ。

  しかし、企業というのは変わるモノなのである。以前はSHARPといえば、SANYOと並ぶ三流家電メーカであった(と思う)。しかし、SHARPは当時からの他社にマネできない鋭い商品開発手腕を発展させ、今や特定の商品分野では超一流であり、総合的なブランドイメージもかなり高い(と思う)。SANYOはといえば、当時の安かろう悪かろうイメージをすっかり払拭しており、SHARPと似たような先駆的なイメージを持つまでに至っている(と思う)。片や、昔から圧倒的な存在感を持っていたSONYのブランド力にはカゲりが出ている(と思う)。少なくともWalkmanはiPodに駆逐されつつあり、猫も杓子もVAIOという風潮はすっかり収まってしまっている(と思う)。

  NECはどうかなぁ……自ら属しているので多少のヒイキはあるけど、日本人っぽいダサさをひきずりつつ、日本人っぽい曖昧さ、親しみを、いい意味で持ち続けつつ、それでも特定の分野ではトップを維持するに十分な強い安心感を演出し、先駆的な部分も少なからず持ちつつ、高いブランド力を保っていると思う。自分が歳を取って好きになってきたのもあるかなぁ。属してみてわかったけど、会社風土もとってもイイ。正直、かなり好きだ。

  まぁ、そんなことはともかく、そんなこんなでLavie Aを買って喜んでオイラなのだが、これ、なんとなくオイラの初めてのパソコンであるSHARPのX1の赤に似てるトコがあるんだよねぇ。確かに色はちょっと違うけど、似ていると思う。そこがまた、このLavieがオイラの心を捉えたトコロでもあるんだよね。ちょっと横に並べて比べてみたい……でも、どうやって?

  実は、大変に惜しいことをしたのだが、いつの間にか、実家でX1が処分されてしまっていたのだ。テレビが映るという理由でディスプレイだけは残されていたが……あのX1の筐体でオリジナルPCを組み上げるという夢はホントの夢になってしまったなぁ。ステレオミニプラグで接続するキーボードなんてイカしてたし、今なら変換ボックスを作ってPS/2でつなぐなんてコトもできたかもしれないのに……それにしても、あの赤が好きだったんだけどなぁ……まてよ!? 以前にUSB対応化改造を行ったプロッタプリンタが手元にあるじゃないか!! あれはX1CのオプションでX1Cのローズレッドと元祖X1のローズレッドは同じ色のハズだ。「あの赤色」はオイラの手元にあるんじゃねぇか!! このLavieと並べてみよう!!

  おぉ!! 完全に同じではないが、濃度や色の感じはとても近い。Lavieの方が、少し紫がかっているが、悪くない。Lavieがグロス、X1はマットカラーという違うはあるが。ちなみに、このLavieの赤は京ポンの赤とも非常に近い。京ポンの赤はシルバーとのツートンであるから横に並べると、初めからセット販売をされているかのようにピッタリくる(実は京ポンのほうが更にわずかに紫がかっているが)。

  というか、このLavie A、性能的にはこれ以上ないほどに満足なので、きっかりX1と同じイメージカラーだったら、いうことはないんだがなぁ。まぁ、かなり似たような色なんで、欲を張ってはいかんのだが、オイラの最も好きな色はX1のローズレッドなんだよね……そうだッ!! せめてレタッチして、X1noteを実現してしまおう!! X1note……そんな現実があったならとっても素敵だったろうなぁ。えぃッ!!

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  どうだろう? 筐体の色を微調整し、キーボードを黒っぽくしたら、俄然X1っぽくなってきた。最近はキーの刻印のない無印キーボードなんて製品もあちこちから出ていることだ、実際にキーを塗り分けるのも楽しいかもしれない。うほっほほ。


2007-01-19(Fri) NASと刺し違える

  先日からNASをイジりまわしているが、今日は前面にハメ込んであるLCDパネルをその筋するのである。まずは、脇にある「PRG JP」と書いてある部分のピンアサインを調べる。間違いなく、LCDパネルを制御しているのは載っているPIC16F628Aであり、「PRG JP」はインサーキットプログラミングするためのジャンパに違いないのだ。

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  搭載されているPICはSSOPパッケージであり、ピンピッチ0.65mmなので、テスタで導通を調べるのもそれなりには大変。えーっと「RPG JP」と読める状態で、一番右から「15, 16番ピン、5, 6番ピン、4番ピン、14番ピン、13番ピン」と、敢えてPICのピンアサインを知る前に調べる。で、答え合わせ。「Vdd, Vss, Vpp, PGD, PGC」。こりゃ、ビンゴですな。

  次は秋月のPICプログラマのピン配置を確認。ICクリップを持ってきて、該当する場所と各ピンを接続する。なんだか、かなりコンジェスチョンな状況になっているが、ファームを吸い出す一瞬の作業の間だけだからこれでいいのだ。イザ、吸出しッ!!

  なんだか、PICの種類が違うとかいうようなエラーが出たが、見慣れた「System starting.Please wait.....」という初期メッセージも見えるし、どうにか吸い出せているようだ。すかさず逆アセンブラ代わりのPICシミュレータにかけてニーモニックに変換する。

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  オイラは日頃、PICのプログラミングをZ80ニーモニックで行っているので、PICニーモニックのままでは意味がスッと頭に入ってこない。そこで、PICシミュレータ上のPICニーモニックを、Z80ニーモニックに変換しつつ、エディタに打ち込みながら動作を理解する。ふむ、ふむ、ふむんッ!! しかし、やってることはリバースエンジニアリングに他ならないが、Z80ニーモニックまで変換してしまうと、権利の所在はどうなるのだろう……とか、考えつつ、解析完了ッ!!

  ボーレートは9600bps、キャラクタコード1〜6を受信すると特殊動作(表示クリア等)で、それ以外はそのまま出力……って、あ、あれっ!? じゃ、なんで前回「echo hoge > /dev/ttyS1」したとき出力されなかったんだ……

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  ……あっ、アホか、オレは!? どこにコネクタ挿してんだよ……とほほ。まぁ、キャラクタコードの1を出力すると表示クリアとか判明したんで、まったく無益な解析作業じゃなかったけどさぁ……相変わらず、貴重な時間を無駄に費やしまくるオイラであった。と、ゆーわけで、今日も半徹につき、おやすみ。

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2008-01-19(Sat) 真・ハイビジョン、見参

  ここんトコ、2歳のイッペイの日課は、起きぬけにDVDを観ること。朝っぱらから、勝手にDVDを入れ替えて、主に電車のDVDを観ている。先日は、一度にDVDを2枚装填してDVDプレーヤに洗濯機の脱水時のような音を立てさせたかと思えば、昨日などは、ニコニコしながら、はい、と突然にDVDのトレイ部分を手渡されたりと(外すなッ!!)、なかなかに笑わせてくれるのだが……今日は様子がおかしいな……おぉーっと!!

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  テレビが壊れてますね。

  今まで使ってきたテレビは、ソニーの21型「ゆとりにとろん」というヤツで、オイラの就職に伴い、ひとり暮らしを始める時にオヤジに買ってもらったヤツだが、もう16年になろうというポンコツだ。しかしながら、トリニトロンの画質はすばらしい。一時期は、音が出なくなったこともあったが、その時は、っと、修理……というよりは回避して、昨日の今日まで何の不満もなく使ってきた。

  しかし、今回の症状はパッと見で修理不可能だと感じる。それ以前に、ときどきバチッという音と共に画面が歪むという症状が出ていたこともあり、このまま使うのは不安だ。テレビ内部には静電気が要因でホコリが蓄積しやすく、そのホコリを取り去るとよい、という話も聞くが、素人がテレビの裏蓋を開けると、冗談でなく「死ぬ」可能性がある。それよりなにより、これ以上、メンテに金をかける気はしないのだ。ありがとう。キミの事は忘れない。さようなら。

  にしても、あれから3年も経つのか……千円強で3年も延命できた事実は喜ぶべきことだが、気がつけば、いまだに「薄型テレビに移行する気持ちがまるで起きない」のはどーゆーことだ? 3年前に「こんな過渡期の状況で買い換えるのはイヤだ」と書いたが、オイラにとっては、今もまだ過渡期としか思えない状況は続いている。

  というか、失礼を承知で聞くけど、みんな、目、クサってないか? 液晶やプラズマがキレイだなんて本気で思ってる? 裸の王様って話、知っているよね? メーカの広告をウ呑みにしてない? 自分の目で観て判断してる? 少なくともオイラ、現時点では液晶テレビで地上アナログ放送を観る気なんか、まったく起きないんですけど。しかも、大金を出してまで、だ。

  ウチは地上デジタルで観るからいいの、という反論もあろうが、それならば、あなたはDVDは観ないのか? と聞きたい。そもそも「このDVDの矢沢、ハイビジョンじゃないの?」って言わされている矢沢。アンタ、バカにされているぞ。気づけ。だって、地デジの映像を観た後なら、DVDがハイビジョン画質じゃないってコトなんか、ひと目でわかるでしょうに。この場合「もったいない」の意味が違う。気づかなかったアンタにゃ、HD画質自体が「もったいない」のだ。つーわけで、DVDはSD画質とほぼ等価なので、それを液晶に映し出せば、やっぱりクソ画質に成り下がるのだ。

  と、こーなると、現段階では、解決方法はふたつしかない。従来のSD画質のブラウン管テレビを買うか、ハイビジョンブラウン管テレビを買うか、である。

  ブラウン管は表示の特性上、画素が固定ではなく、常時点灯でもない。よって「倍速駆動」や「画素補間」等の必要もなく、SD画質は、SD画質で、HD画質は、HD画質で違和感なく表示でき、しかもコントラストや反応速度などの点でも、液晶やプラズマなどに比べて「圧倒的」に優位だ。

  つまり、最新のHD映像を観る場合においても、現在の液晶やプラズマは、過去のハイビジョンブラウン管の画質の「足元にも追いつけない」のである。そして、液晶やプラズマである限り、技術的には「最後まで追いつけない」んじゃないか、とオイラは踏んでいる。

  ブラウン管の弱点は、厚さと、重さ。この制限のせいで、実質、36型以上は作れない。よって、それ以上に大きな画面が欲しい人には向かない。それだけ。だから、36型未満の薄型なんて、買う価値がない。単に高いクセに汚いテレビである。

  だが、悲しいことに、もうどこのメーカも作っていないのだ、ハイビジョンブラウン管テレビは。だから、新品では手に入らない。ほんじゃ、オークションだ。一部では、高騰しているというウワサもあったが、送料込みで3万すら払うことなく手に入ったぞ。パナソニックのTH-28D30。当時、定価で24万円した逸品だ。

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  なにしろ、ブラウン管が技術的に成熟しきった時期に、24万円という値を付けたテレビである。画質が悪いわけがない。まさに「今になってSVXの優雅な乗り味を楽しんでいる」オイラらしすぎる選択だといえよう。ホント、貧乏人のクセに贅沢しちまって申し訳ないっすな。

  つーわけで手に入れた、この28型ハイビジョンテレビ。地上アナログを観てよし、DVDを観てよし、当然ハイビジョン番組を観てよし……のハズなのだが、地上デジタルチューナが付いていないので、まだ、観れていない。思い返せば、このテレビの安さの秘密は、地上デジタルチューナが付いていないこと、にあったような気もするが、それならば、むしろ、付いてないほうが好条件ともいえる。なにせ、5万前後のHDDレコーダにも地デジチューナが付いている時代である。視聴環境と録画環境は併せて導入するべきであり、テレビ側に持っていなければならない必然性などはどこにもない。

  しかし地デジチューナが付いてないとなれば、以前から不満を感じていた地デジは、しばらくマタいでもいい気がするな。地デジは帯域が狭いせいで、カメラがパンすると目に見えてグジャグジャな画面になるんだよね。HDDレコーダはSDながら既にあるので、無理に導入する必要はない。それよりは、既に付いているBSデジタルチューナにアンテナだけ買って付けて、地上デジタルを超える映像をつまみ食いするというのも手だ。

  でもなぁ。もーすぐ、廃止されかねんB-CASカードを巡るゴタゴタに巻き込まれるのもバカバカしいし、もう少し待つかなぁ。となると、現状、ハイビジョン画質を味わうには、SDカード経由のデジカメ写真だけか……それも、ちょっと、サミしいけども。

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  というワケで、あたしゃ「ちょっと味にうるさいハイテク浮浪者」なので、今回も三ツ星レストランの裏に陣取り、身分不相応な高級料理の残飯に舌鼓を打つのである。このハイビジョンテレビを大事にしながら、SEDか有機ELが安くなるのを待つことにしようかな。ほんじゃまた。


2012-01-19(Thu) 温泉とコーヒーで自主打ち上げ

  半年ほど前から、自分の母校で非常勤講師を務めている。実は、これでかれこれ3年目なのだが、今期は新科目「情報ネットワーク論」の担当で、連続11回。正直、教材、テスト、プリントの作成と採点、それと、なんといっても「90分間しゃべる」内容を準備するのは、かなりしんどかった。しかも、中盤、個別のサポート対応の仕事が被って、心の安まる間はまったくなく、工作どころではなかった。

  で、今日、めでたく11回目の講義が終わった。自分でも、まったくもって満足できるような講義内容ではなかったのが、できる限りのことはした。まだ、期末テストの作成から成績のまとめまで、多くの仕事があるが、とりあえずは終わった。あー、つかれた……というワケで、今日は午後の仕事を休んで、自主的に……

  ひとり打ち上げ

  ……をするのである。

  帰り道、久しぶりに本屋に寄る。新しい本を買おうとアテもなく本屋を見て回るのは、ホント、久しぶりだ……って、読みたい本がない。まったく、ないというわけでもないが、これだッ!! ……という本がない。結局、1時間ほども見て回った挙句、SFマガジンを買って店を出る。これを買うのも何年ぶりだろう。

  梅坪で電車に乗り、浄水で電車を降りる。打ち上げ第一弾は竜泉寺の湯の豊田浄水店で風呂に入ることである。いつのまにか、ウチのガキの風呂好きに影響を受けてしまっているようだ。

  にしても、平日から混みすぎ。リタイヤ組だろうか。オイラは、すいている施設でのんびりするのが好きなのだけどな、仕方ない。今回は、岩盤浴というヤツを試してみる。が、しかし、これ、要するに「ちょっとぬるい岩のサウナ」やんか。暗いし、本を持ち込むこともできず、ヒマすぎ。なんだか、わざわざ金出して熱帯夜を体験しているようでアホくさくなってきた。出る。

  食堂で昼飯。海鮮丼とカキフライとビール。あー、仕事サボってビールを呑むのは、最高である。

  そのまま、大須までオーバーランしてゲーセンで遊ぶ。ダライアスバートで遊んだりするが、イマイチ燃えず。適当に切り上げて、打ち上げ第二弾の松屋コーヒーへ。

  最近、コーヒーに凝っているのだが、果たして自分でそれなりのドリップができているのか自信がなく、豆を売っているコーヒー屋でコーヒーを飲んで、参考にしようという寸法なのである。普通に店頭で売っているコーヒーを3種類、正しく「松屋式ドリップ」で出してくれる「コーヒー三昧」というメニューがあるらしいので、それを注文。なんとなく、マンデリントバコ、グァテマラSHB、フルシティ松屋ブラジルスペシャル、の3種類を注文。ちなみに、量は通常の半分くらいなので、3種類だが一杯半くらいだ。

  特にパン等を頼むつもりがなかったので、店頭にて、怖いほどコーヒーに合いすぎるロータスのオリジナルカラメルビスケットの50Pを買ってから、席に着いたのだが「コーヒー三昧」にはそれが1枚と、少量の豆菓子も添えられていた。

  選んだコーヒーは、いずれも、かなり飲んできた種類の豆なので、改めて味を確認するつもりで注文したのだが、かなり意外な結果に。マンデリンとグァテマラが浅煎り(ミディアム?)なのか、かなり酸っぱいのだ。特に、苦みが強いと思っていたマンデリンが、酸味が強いと思っていたグァテマラよりかなり酸っぱい。冷めてくると酸味が強くなるが、マンデリンは猛烈に酸っぱかった。対して、ブラジルのアッサリなこと。ちょっとアッサリすぎて、物足りないくらい。

  「コーヒー三昧」注文者の特典で店の豆が10%引きになるということなので、店と同じようにアッサリ淹れられるか確認のため、フルシティ松屋ブラジルスペシャルを100gと、メリタのペーパーを購入して店を出る。

  帰宅して、改めて淹れてみたが、店で飲んだのとほとんど同じようなアッサリ感が再現できて、拍子抜け。うーむ、やはりドリップの方法による差って、そう大きくはないのかしらん。


2022-01-19(Wed) 銀河オッサン鉄道99.9%

  昨年末ごろ、劇場版「銀河鉄道999」および「さよなら銀河鉄道999」をリバイバル上映するというニュースを知り、これはゼヒとも観に行かねば、と思った自分なのであった。

  改めて振り返れば、自分が999を観たのは小学校の低学年の時分である。その後、何度かは観ているが、しっかりと観返したことはない。自分の「心」の少なくない部分がこの作品から形作られていることに疑いはなく、これは死ぬまでに観ておくための、またとないチャンスである。

  というわけで観てきた。発車11:45、到着14:00。以下、思い入れが強すぎるので、長らく追加修正を繰り返すかもしれん。

  やはり、大人になってから観返すと、ガキの頃よりも遥かに多くの事に気付かされるし、物語の構成の緻密さに改めて驚かされる。なにせガキの時には「目的の星に着いたのに鉄郎はナニをキレてんだ、素直に機械の体をもらったらエエやん」と思ってたくらいなので。

  <かきかけ>

  それにしても、ガキの頃に楽しんで観た映画が、大人の鑑賞にも耐えるような、歴史に残るような傑作映画であり、それを大人になってから劇場で観返せるなんて、とんでもなく幸運なことのように思える。

  画像の説明

  イキオい余って、復刻版のパンフレットまで買ってしまった。その後、折れないようにずっと手にぶら下げて帰るのは大変であったが、その中身はそれなりに充実した内容であった。これは、続編の「さよなら銀河鉄道999」も、絶対に観に行かねばならんな。