SVX日記
2005-04-23(Sat) スコッチを嗜む、広辞苑を嗜む
今日はカミさんとふたりネボスケして、昼下がりからスーパーにお買い物。最近、どーも工作のノリが悪い……ナゼだ……そーなのだ!! スコッチを切らしているのだ!! オイラはウイスキーをチビチビやりながらでないと、作業効率が落ちるのだ。ココんトコ耐えかねていたので、死蔵してあったもらいモノのカナディアンクラブなんぞを開けて呑んでいたのだが、ダメだッ!! 香りがないッ!! 鼻に抜ける香りが圧倒的にウッスいのだ。まるでラッキーストライクを吸ったあとの1mgタバコのようだ。成分を摂取するためダケならいいのだが、まるで味わうというコトができない。ぐぬぬぬ……。
で、買ってみた。定番のグレンモーレンジにしようかとも迷ったのだが、前回タリスカーを試してみてかなり気に入ったコトもあり、違うモノを試してみたい気分になって、このダルウィニー(Dalwhinnie)を選んでみた。2,919円也。オイラは10年ソコソコの若いモルトが好きなのだが、コイツは15年。いつもよりかなり歳をとっている。楽しみである。
というトコロで、広辞苑だ。以前にも書いたが、オイラは辞書を引くのが大好きなので電子辞書が手放せない。常にノートPCには20種類くらいの辞書をブチ込んでガシガシと検索している。しかし、広辞苑だけはアレだ。以前、迷った挙句にウカツにも辞書形式がオリジナル形式のシステムソフトのモノを買ってしまったのだ。そんなでは、ddwinで検索できない。ワザワザ別のアプリで検索するナンざ、ウットオしすぎて使う気もしない。だからといって買いなおすのもバカバカしいったらない。そんな場合に重宝するのがdessedである。そして、変換行程をザックリと並べて今日のネタにしてしまうオイラなのであった。なお、環境はcygwinだ。
※ツールをダウンロード、展開する
/home/user $ wget http://homepage2.nifty.com/EBTools/dessed/dessed_src-0.4.tar.gz
/home/user $ wget http://openlab.ring.gr.jp/edict/epwutil/epwutil-1.1.tar.gz
/home/user $ mkdir dessed-0.4
/home/user $ cd dessed-0.4
/home/user/dessed-0.4 $ tar xvfz ~/dessed_src-0.4.tar.gz
/home/user/dessed-0.4 $ cd unix
/home/user/dessed-0.4/unix $ make -f Makefile.cygwin
/home/user/dessed-0.4/unix $ cd
/home/user $ tar xvfz epwutil-1.1.tar.gz
/home/user $ cd epwutil-1.1
/home/user/epwutil-1.1 $ make -f makefile.unx
/home/user/epwutil-1.1 $ cd
※事前にインストールした広辞苑のKOJIEN5をホームディレクトリにコピーしておき、変換する
/home/user $ cd KOJIEN5
/home/user/KOJIEN5 $ ~/dessed-0.4/unix/dessed KOJIEN5.IDX HONMON
/home/user/KOJIEN5 $ ~/epwutil-1.1/squeeze HONMON HONMON.sqz
※ちなみにサイズはHONMONが220102656、HONMON.sqzが84721664だった
※CATALOGSファイルを生成するが、元の形式はEUCのLFでいいらしい
/home/user/KOJIEN5 $ vi kojien5.txt
[Catalog]
FileName = CATALOGS
Type = EPWING2
Books = 1
[Book]
BookType = 0002 (00:国語辞典, 02:EPWING2)
Title = "広辞苑第五版"
Directory = "KOJIEN5"
InfoBlock = 0001
ZenGaiji = "GA16FULL"
HanGaiji = "GA16HALF"
/home/user/KOJIEN5 $ ~/epwutil-1.1/catdump -u kojien5.txt CATALOGS
※Dドライブの適当なトコロにコピー
/home/user/KOJIEN5 $ mkdir -p /cygdrive/d/Dictionary/KOJIEN5/KOJIEN5/DATA
/home/user/KOJIEN5 $ mkdir -p /cygdrive/d/Dictionary/KOJIEN5/KOJIEN5/GAIJI
/home/user/KOJIEN5 $ mv CATALOGS /cygdrive/d/Dictionary/KOJIEN5
/home/user/KOJIEN5 $ mv HONMON /cygdrive/d/Dictionary/KOJIEN5/KOJIEN5/DATA
/home/user/KOJIEN5 $ mv GA16HALF GA16FULL /cygdrive/d/Dictionary/KOJIEN5/KOJIEN5/GAIJI
※ddwinを立ち上げ、dドライブを深さ2で検索させると、使用可能になるッ!!
※ホントーはこうしたいのだが……
/home/user/KOJIEN5 $ mv HONMON.sqz /cygdrive/d/Dictionary/KOJIEN5/KOJIEN5/DATA/HONMON
2006-04-23(Sun) チョコ・オリジン
最近、ちまたで流行っているらしい「チョコレート効果-板カカオ99%」というチョコを買ってみた。なんでも、やじうまPCウォッチによると「討ち死に続出」らしい。そんなに強烈なのか?
オイラは、以前から「原点を知ること」が重要であると、主張している。サイコスリラーを語るなら「サイコ」を観ておかねばならない。「バイオハザード」を語るなら「ゾンビ(リビングオブデッド)」を観ておかねばならない。「古畑任三郎」を語るなら「コロンボ」を観ておかねばならない……つまりは、そういうコトである。
これは苦いッ!! しかも、クチの中でなかなか溶けていかない。唾液が吸い取られるようだ。スコーンのような食べにくさを感じる。しかし……なんという濃い味、そして香りだ……これが、本来のカカオの風味なのかッ!? 時々食べるフツーのチョコがまやかしであるかのようにさえ感じる。逆にいうと、どれだけ砂糖が入っているんだろう……キットカットには? ……ちょっとコワくなる。
それがコレだ。ちょうどイイ大きさなんで、いまでも箱だけ電子部品入れとして活用している。なんでも、ウチの実家で、ウチのオヤジが甘いもの苦手だからと、バレンタインに買ってきたのが、この「甘くないチョコ」らしいのだが、いくら甘くないとはいえ、こんなモン、予備知識なしにイキナリ食えるものではない。事実、オイラも口に入れた時はその強烈さに驚いた。しかし「ピュア チョコレート カカオ100(噛む にがい チョコレート)」などというタドタドしい表記が、またスゴみを増幅する。なんというか、ブラックコーヒーを初めて飲んだ時のような……いや、それを超えているよなぁ。
で、ココで、以前からオイラが主張しているように「なんでも二度食えッ!! 絶対ッ!!」という心がけが重要になってくるのである……というのも、以前はちょっと苦手に感じたカカオ100%のチョコが、今日はウマく感じられたのだッ!! 雑味がない……まるでスコッチのような、ピュアな味。甘いものが苦手なオイラではあるが、それでも比較的チョコは好きな方なので、決して甘いチョコも否定したりはしないが、それでもどうだろう……この苦いカタマリが決してゲテモノとは思わない。これからの人生、コンスタントに食べたい食べ物のひとつに入れたいほどだ。