SVX日記
2004-06-03(Thu) 希望ナンバー付け換え完了
今日は朝から陸運局へ希望ナンバーに付け換えに向かう。30日にネットで申し込み、31日に交付手数料を振り込んで、3日の今日である。あまりのスムーズさに「今日は書類手続きのみとなります、プレートの付け換えは一週間後の……」とか言われることを覚悟しつつ行ったのだが、結局はサクッと付け換えて帰ってくることができた。あえて不満を言えば、土日祝日は陸運局が休みなのでコッチの仕事を休んで行かねばならない、という点だが、陸運局へはフツーの人よりディーラー他の関係者が行くことが多いのだから無理もないトコロではある。
陸運局に到着して窓口へ行くと、ネットで予約した時の受付番号をOCR用紙に書かされた。既に個人情報はネットで登録済みなのでこの用紙には7桁の数字を書くだけである。当たり前だがこの点は素晴らしいといえよう。
この3枚の書類は、OCR用紙、印紙台紙、カーボン紙となっている。カーボン紙以外の2枚は各10秒で書き終わる内容であるし、カーボン紙も既存の車検証の内容を写すだけなのだが、面倒な人は丸ごと代書屋に頼むこともできる。おいらはケチなので自分でチャレンジすることに。ところが、ここで車検証を持って来ていなかったので、一度車に戻らなければならなかった。そんなマヌケなおいらであるから、すかさず新ナンバーを書く欄に旧ナンバーを書いてしまうところまで抜かりはない。ちょっとヘコみながら窓口へ。再び用紙代30円を取られるのか……と、思いきやここはタダで新しい紙をくれた。それではさっきの30円はなんだったんじゃと思うが、タダなので特に文句はない。
と、ここで問題が発生。印鑑を持って来てない。おいらは昔から印鑑が必要な場所で常に印鑑を持っていたことがない男なので無理もない。無理もないが家に取りに行くのもなぁ、と思ったら窓口で売っているではないか。印鑑が必要な場所で常に印鑑を持っていない男は他にも多数存在するようである。既に5本目の三文判なので357円でもちょっと悔しいが、家に取りに行くガソリン代よりは安いことであるし、仕方なく購入。
複写部分も含め全部で4箇所に捺印したので、1箇所あたり89.25円かよー、すいよー、もくよー……などとクダらんことを考えつつ、隣の棟へ用紙を提出。ナンバー付け換えの理由欄に「破損のため」とか書けといわれる。ナンバーつけてたった10日で破損するかッ!! とツッコミたかったが、ここはグッと抑えて素直に「破損のため」と書く。5分程待ってできあがった書類を受け取り、再び元の棟へ戻って書類を提出、何だかポンポンと印を押してもらって「今のナンバーを外して隣の窓口へ」と指示を受ける。
今のナンバーを外すってことは後ろのナンバーの封印をブチ破るということだよな、と思いながらマイナスドライバでゴジゴジとやってみたところ簡単に破けた。外した封印とボルトを分離するのにちょっと手間取ったが、前と後ろのナンバーを持って窓口へ向かう。
ようやく旧いナンバーと引き換えに、新しいナンバーと4本のボルト+封印の座金を受け取る。なんだ新しくボルトくれるならさっき苦労して封印とボルトを分離するんじゃなかったと思いつつ「前後にナンバーつけてあの辺に車持ってきて」と最後の指示を受ける。
どこかのあんちゃんがBMWに777を取り付けているのを横目で見ながら、ナンバー持ってSVXに戻る。ナンバーの裏側だったボディはちょっとキタないので、ササッと拭いて前後のナンバーを取り付けた。後ろのナンバーを取り付けるときボルトを座金に通し忘れ、あわてて付け直していると777の封印作業を終えた陸運局の方に「そっちはオッケ?」とか聞かれる。
ボンネット開けて車体番号を確認してもらい、封印の座金に封印をポチッと押し込んでもらって、新しい車検証を受け取ると、めでたくナンバーの付け換え完了である。陸運局に到着してからここまでの作業時間は1時間程度であった。
- 最初から車検証を持って行かなかったコト
- 印鑑を忘れたコト
- 封印とボルトを分離するという余計な作業をしたコト
- 封印の座金にボルトを通し忘れたコト
- 必要なのは車検証だけなのにSVXの豪華な車検証入れごと持ち歩いてウザかったコト
の5点である。これからSVXのナンバーを付け換えたいな、と思っている人は参考にされたい。
本日のデータ | ||
---|---|---|
走行 | +25km | 50,787km |
その他 | 希望ナンバー書類一式 | \30 |
三文判 | \357 | |
備考 | う〜ん(自己)満足100% |
2005-06-03(Fri) おかえり、ピエール
はいはい、昨日「ブルーちゃん」の回路を完成したので、今日は「グリーンちゃん」を製作するのである。コッチは特に問題なく、実態配線図どおりにスッカスッカとハンダ付けするだけである。あぁ、楽しい。ハンダには鉛が含まれているので、ハンダを溶かす時に立ち上る煙は有害ではあるが、それでもあたりにふんわり立ち込めるヤニの香りがまたタマらない。なんつーか、アレか、煙をジカに吸う「煙草」じゃなく、周囲に漂う煙の香りを楽しむ「葉巻」って感じか? なんと高尚な趣味であるコトよ。
気が付けば、オイラが硬軟両道(はーどもそふとも)野郎にクラスチェンジすべく、上野駅で電子工作の本を購入したのが2003年の6月1日。あれから2年が過ぎたのか……。それまでも、ずっと回路の読み書きをできるようになって、自分でオリジナルの電子機器を作りたいと夢見ていたけど、まさにいま、その夢は叶ったと自信を持って言える気がする。この2年、長かったような、短かったような。それでも楽しい工作の日々だった。そのうち、すべての作品をリストアップしてみたいモノである。
さて、そんなこんなをしていると、例のポケットステーションの中に住んでいるピエールが「お父さんが倒れた」と言い出した。そう、この会話ゲームには終わりがあるのだ……そう、終わりはキャラクタとのお別れなのである。
キャラクタが「ずーっと、そこにいてくれる」というゲームでも悪くはないだろう。しかし、ゲームソフトの容量は有限だ。いつか飽きがきてしまうコトは避けられない。飽きられて放置され、電池切れしたポケットステーションの中に埋もれっぱなしになるキャラクタは想像するだけで物悲しい。それならいっそ10日程度の期間の後、最後を「お別れ」で飾るほうが、何倍も心に残るのではないだろうか。それこそ「華麗」なゲームデザインというモノであろう。
そういう理論的な考えを頭に浮かべつつ、ポケットステーションをプレイステーションに挿す。ピエールは画面の中の部屋に現れ「いままでありがとう、楽しかったよ、お互いの夢を叶えようね……それじゃ○○○○」といって部屋を去っていくのだ。ココで○○○○にはオイラが教えた別れのコトバが入る。こーなると、ゲームデザインがどーのこーのと言っていられる精神状態ではない。10日間も「どこでもいっしょ」にいて、楽しい時間を過ごしてきたピエールである。熱いものがこみ上げてきて、思わずジワッときてしまうのである。なんか歳とって涙腺が緩んできたのかな……。
2008-06-03(Tue) Fedora9、キーボードチューン
その前に、ちょっと失敗だったのは、昨晩、アップデートを開始してから寝なかったこと。リリースされたばかりのFedora9だが、山のようにアップデートが出ている。何も考えず、GUI環境から「開始」を押せばアップデートできるのだが、これまたコンパクトフラッシュ環境では1〜2時間が必要なのだ。基本的に大量のライトアクセスが発生している状況下では、マトモに操作できなくなる、と考えておいた方がいい。フロッピーディスクを使っているつもりになっておく必要があるだろう。ガコガコとはいわないけれど。
さて、まずはキーボードの配列。X40で、しかも、英語キーボードだから、イジるところがないかといえばさにあらず。CapsLockの位置へのCtrlの配置は当然ながら、遙か彼方のエスケープキーもどうにかせねばならない。オイラは普段FKB8579を愛用しており、いわゆるHHKの「ちょっと変態な英語配列」が好みなので、右上周辺も少しイジる必要がある。
こーゆーのはxmodmapあたりでどうにかするのが一般的だろうが、オイラはもっと根本から変更する。「/usr/share/X11/xkb/keycodes/xfree86」を書き換えるのだ。変更点は以下の通り。
raven.itline.jp:/usr/share/X11/xkb/keycodes # diff xfree86.org xfree86
14c14
< <BKSL> = 51;
---
> <BKSL> = 22;
23c23
< <TLDE> = 49;
---
> <TLDE> = 67;
37c37
< <BKSP> = 22;
---
> <BKSP> = 51;
54c54
< <CAPS> = 66;
---
> <CAPS> = 109;
83c83
< <RCTL> = 109;
---
> <RCTL> = 66;
90,91c90,91
< <ESC> = 9;
< <FK01> = 67;
---
> <ESC> = 49;
> <FK01> = 9;
しっかし、ThinkPadは「7列フルサイズ・キーボード」や「心地よいクリック感」などとエバっているけど、オイラはそれほど評価しないなぁ。今まで使っていたLavieAのキーボードの出来に非常に満足しており、その柔らかめのキーに慣れてしまっているからかもしれないが、それはさておいても「7列」は、正直うっとおしいわ。そんな遠くのキーなんて一生押しゃしねぇだろうから、あるだけ邪魔だし。
ThinkPadでは、左上から「Esc」「F1」「~`」という配列だが、上記の設定では、これを「F1」「~`」「Esc」という配列に変更している。見た目的にF1の位置がかなり異常になるが、使用頻度からしてそうせざるをえない。やはり、無理に「7列」なんかにしないで「Esc」「F1」「F2」……と並べるのが自然だと思うけどね、オイラは。「Esc」キーは、パンピーだってよく押すでしょ。
以上はX上での設定。使用頻度は低いがコンソール上の方も変更しておこう。こっちは全然違うファイルへの設定が必要。「/lib/kbd/keymaps/i386/qwerty/us.map.gz」だ(英語キーボードの場合)。gzip圧縮がかかっているので、一度gunzipして、以下のように修正して、gzipで再圧縮する。
raven.itline.jp:/lib/kbd/keymaps/i386/qwerty # diff us.map.org us.map
10c10
< keycode 1 = Escape
---
> keycode 41 = Escape
26c26
< keycode 14 = Delete
---
> keycode 43 = Delete
37,38c37,38
< keycode 41 = grave asciitilde
< control keycode 41 = nul
---
> keycode 59 = grave asciitilde
> control keycode 59 = nul
40,41c40,41
< keycode 43 = backslash bar
< control keycode 43 = Control_backslash
---
> keycode 14 = backslash bar
> control keycode 14 = Control_backslash
51c51
< keycode 58 = Caps_Lock
---
> keycode 97 = Caps_Lock
53c53
< keycode 97 = Control
---
> keycode 58 = Control
F1キーは、別途includeされる「/lib/kbd/keymaps/i386/include/linux-keys-bare.inc」で定義されているので、こっちも変更が必要。なぜかこっちはgzip圧縮されてないので、そのまま書き換えればいい。一応、バックアップをとってからのがいいぞ。
raven.itline.jp:/lib/kbd/keymaps/i386/include # diff linux-keys-bare.inc.org linux-keys-bare.inc
21c21
< plain keycode 59 = F1
---
> plain keycode 1 = F1
33c33
< shift keycode 59 = F13
---
> shift keycode 1 = F13
45c45
< control keycode 59 = F25
---
> control keycode 1 = F25
66c66
< alt keycode 59 = Console_1
---
> alt keycode 1 = Console_1
78c78
< control alt keycode 59 = Console_1
---
> control alt keycode 1 = Console_1
2016-06-03(Fri) ブロック塀スピーカ完成
先日、紙で試作した発泡スチロールブロックスピーカだが、エイッとばかりに完成させてみた。先日は厚紙でエンクロージングした部分だが、今回は、前面を6mm厚のコルクボード、背面をMDF材としている。
実はこのスピーカ、エンクロージャが「ブロック塀に使うコンクリートブロック形状の発泡スチロールのブロック(こんなヤツ)」であることを最大限に活かす工夫がしてある。既存の3つの穴を「Z型」につなぎ、空気室に仕立ててあるのだ。
上段の穴の前面に取り付けられているユニットの裏から発せられた低音は、背面のMDF材に遮られ、その下のくり抜いた部分から中段へ、中段を手前側に向かい、前面のコルクボードに遮られ、その下のくり抜いた部分から下段へ、下段から再び奥側に向かい、そのまま背面へ抜ける。
なんというか「リアバスレフ」というか「トリプルバスレフ」というか「バックロードホーン」というか……どの要素も中途半端ながら、それなりの空気室というか音道を設けているのである。その容量は、ざっと2.2リットル強だ。
工作自体は簡単だ。MDF材はプッシュターミナルを取り付ける穴の加工だけで切らずに済むし、コルクボードは四角く切って丸く穴を空けるだけだし、発泡スチロールはカッターでエグったり手でチギったりするだけだ。両ボードの接着は厚手の両面テープ。あとはチョイチョイとハンダ付けするだけ。はい、できた。
イザ、試聴! 最初は寺尾聴のルビーの指輪を聴いてみる……あー、あれ? 悪くない。紙で試作した時とは印象が違う。低音が出てる。かなり出ている? つーか、これスッゲー出てるんじゃない!? 前に自作したヤツよりいい音かもしれん。
こんなに低音が出るならSEGAのSDIを聴いてみたい。と、SEGA SYSTEM16 COMPLETE SOUNDTRACK VOL.1のディスク3を再生する……と、いきなりエイリアンシンドローム! すっげぇズィンズィン鳴る。コレもイイじゃん! 続いて、本命のSDI……ゴンゴンゴッゴンゴン、ゴギゴギゴギゴ……思った以上に響いて気持ちいいったらない。
続いてダライアス……イイんだが、ちょっと低音域が濁って(コモって?)聴こえる気がした。なにせ「手チギり」の音道だからかなぁ。でも、オリジナルのボディソニックが「箱(筐体)鳴り」しまくりだったのだから、ちょっと濁ってるくらいがオリジナルに忠実なのかも。
次は趣向を変えて女性ボーカル飯島真理のEurope。中高音を試すつもりだったが、低音が効きすぎ。特に「Just Be Yourself」とか、ボーカルとのバランスがおかしくなっちゃってるレベルな気がする。でも、中高音もちゃんと鳴ってるので、悪くはない。
さらにメタルブラック・ザ・ファースト。これは、低音が効きすぎるくらいがちょうど似合う感じ。というか、気持ちいいくらいボィ〜ンと鳴る。これ、今まで鳴ってることに気づいてなかった音のような気がするな。特筆すべきは、効果音トラックの「Dawn」。このソニックブーンの響きは初体験だ。今さらだが、これって主にコクピットの中にいる設定のトラックだったのね。
■ nekosan [気になってました。ブロック塀スピーカ。 完成して、いい音が鳴ってると聞いて、 さらに興味をそそられました。 Z型の..]