SVX日記
2004-09-06(Mon) やっかいな……
どうもテスト基板からの受信がうまくいかないと思ったら、PC側の受信設定が300bpsになってた……。というか、テスト時にLEDを少しでも長く光らせようと思って変えていたのをすっかり忘れていたのだった。そりゃ、受信できんわ、スーパーバカーン。
と、それを修正してもやっぱり通信できず。何が悪いんだかさっぱりわからず……いや、もしや……と思って232C切り替え器を外して直接接続してみたら……げッ!! 通信できるではないか。いやしかしそんなアホな、結線は間違ってないはず。ということでテスト基板を装着する側にライターをつないでみたら、これはうまく動く。
つまりこれは、デジタルやロジックの問題ではなく、アナログ的な問題のわけだ。もう一度、切り替え器を通じてテスト基板を動かすと……なぜかこんどは動く。が、微妙に挙動が違う。なんだー、わけわからんぞー。というか、そういう微妙な問題なわけだ。
秋月のライタはちゃんとレベル変換ICを利用している。しかし、今回のテスト基板に載っている232Cの送信回路は、RTS-CTSにかかる電圧を利用してTxDを送信するという、ウルトラCをやっちまっている。そこにきて、232C切り替え器などというものを間にはさみ、しかもLEDなんぞ点灯するようにしてしまっているので、動作がアヤシイくなっているのだと推測される。ももももも。
2005-09-06(Tue) PIAFSで京ポンする
あ、いや、そりゃね、意図したとおりには使えますよ。携帯の小さい画面のクセにOperaは素晴らしいレンダリングをしますよ。でもね、月に5000円も出して、使い放題コースを契約して、元を取るくらいにガリガリと使えるかといえば、オイラはそこまで使わないような気がするんですわ。あくまで「携帯単体」でという前提付きではあるけれども。
だって、家だろーが、ナロードバンドだろーが、一応は職場だろーが、ネット接続は可能なのだ。ウェブはフツーにノートPCで見たほうが効率的に決まっている。通勤の電車の中までウェブを見られる必要は、必ずしも、ないのだ。
しかし、どーにもウサンクサイのが、例のオンラインサインアップである。京ポンでオンラインサインアップは、必ずパケット通信で行う必要があるため、データパックminiの契約だったオイラは、パケットが利用できるコースに変更するコトを余儀なくされた。しかしながら、一旦オンラインサインアップを済ませてしまえば、またデータパックminiに戻してもいいような気がしてきているのである。
さらにヘンなのは、オンラインサインアップを済まさないと、PCにモデムとして認識すらされないという点だ。オイラは京ポンの前にJ700という端末を使っていたが、データパックminiの契約で、フツーにモデムとしてPCに接続して使っていたぞ。なんでそれができなくなっているのだ? しかもJ700は、京ポンと同様のオンラインサインアップをPIAFS通信にて行うコトができた。京ポンだってPIAFS通信でオンラインサインアップさせてくれたってナニもオカしなコトはないではないか。
極めつけは、オンラインサインアップを済まさないと、通常のメールの作成機能が動かないという点である。強制的にオンラインサインアップに進まされてしまう。別にPIAFSでメールを送信させてくれてもいいだろう? 何のためにSMTPとPOPプロトコルを搭載しているんだ?
こーやって、PIAFS通信にコダわる理由は、パケット通信料の高さに気付いてしまったオイラがいるからである。前回も書いたが、時間従量のPIAFS通信のが、圧倒的に安いコトが多い。パケット代は高すぎる。のんびり通信したい時はパケット通信も悪くないが、それにしたってあまりにPIAFSに比べて不利であることが多いのだ。
試しに京ポンのカメラで撮影した画像を2枚、メールに添付して送信してみよう。カメラの画像は20k〜30kくらいだ。ざっと2枚で39kと仮定すると、それを添付するから、BASE64エンコードのサダメにより、3/4倍になって52kにふくらむ。52kを128バイトのパケットに換算すると、416パケットだ。1パケットが0.1円だから、これだけで40円以上するのだ!! なんだよ、それ!! さりげなく、ダマされていないか? こんな程度の通信、PIAFSなら64kだから倍速で送れて、実質10秒くらいで送れるから、10円ソコソコだぞ。京ポンはPIAFSメールが使えないから、PRINにつないで送信する都合上、15円程度かかってしまうが、さすがに40円はかからない。まったくどーなっとるんじゃ!! これでは進化どころか退化ではないか!!
実はオイラ、パケット通信に憧れていて、京ポンで初めて使うことができて、かなり期待していたのだが、完全に裏切られた気分である。ぜんぜんPIAFSのがイイ。パケットならメールが自動的に届くのは嬉しいが、それだって月に300円出してライトEメールを契約すれば、似たような環境に持ち込むコトができるのだ。あー、以前のJ700だったら、ライトEメールにフル対応だから、ライトEメールに中途半端な対応しかしていない、京ポンの倍くらいの長さを送ることができたのだ。京ポン、ダメじゃーん!! ケチにはキビしいよ、キビしすぎるよ!!
2006-09-06(Wed) 異文化の折り畳み傘でズルッとスベる
突然だが、以前、グアムに家族で旅行したことがある。ウチの妹は「スーパーレイニーガール」で……まぁ、つまりは「強力な雨女」で、この時も能力を余すことなく発揮し、旅程2日目にして、なんと大型台風が直撃である。グアムではさほど珍しいコトではないらしいが、レンタカー屋から電話があり「車を置く場所には気をつけろ」と注意された。なんでも、車が壊れるとか……なんだそりゃ? よくわからんが地下駐車場に止めておく。
で、台風が来てみて驚いた。何が驚いたって、コッチのホテルの正面ドアには重なる部分がないのだ。つまり、左の写真のような構造になってなくて、右の写真のような構造になっている。実際に写真のように引き戸ならピシャッと閉じられるが、これが開き戸なのだ……数ミリのスキマが避けられんわな……すると……スキマから雨が吹き込んでくるんだよッ!! 当たり前じゃないかッ!! だから、一番手前の部屋はビシャビシャである……チャモロ人はナニを考えて……いや、ナニも考えてなさすぎなんだよッ!!
台風が去った後にも驚いた。ホテルのフロントが床上浸水しとる。オマケに電源がやられたのか停電しており、ローソクを灯して業務を行っている。何も考えずに駐車してあった車は、飛来物にヤラれたのかフロントガラスが粉々。これが「車を置く場所には気をつけろ」の意味か……なるほど。街に出れば、電柱に付いている街路灯はそこかしこでバキベキと折れまくっている……台風が来るのは珍しいコトではないんじゃなかったの!? たぶん、シッカリした対策を取るよりは「壊れたら直せばいい」という方針なんだろうな。非常に大陸的な考え……って、大陸じゃねぇけど。
さて、脱線したが、本題は台風の直撃中の話。ヒマなのでテレビで台風の状況を眺めていたのだが、日本のようにサービス満点の映像はない。ひたすら台風の渦巻いている衛星映像と、左下隅に表示されている台風の数値的データ……画面の左半分を占めて海に浮く巨大な「バーガーキング」のロゴ……って、いくら島国だとはいえ、スポンサーだとはいえ、このデカさはナニよ……すべてがツッコミドコロ満載。イメージとしてはこんな感じだった(誇張なし)。
あまりにツッコミドコロ満載で、また脱線してしまったが、ホントの本題は台風の数値的データなのだ。日本と同じように風速と速度が表示してある……74だ。こっちはマイルだから……74x1.6=118.4ね……ん、んんんぁッ!? あんだそれはッ!? コッチの台風はそんなに強烈なのかッ!? だから、ハナからシッカリした対策なんてあきらめてるのかッ!? 大陸的なんてバカにして悪かったよ……
……と、ここでイキナリ、先日購入した折り畳み傘の話題に移ってしまう。長らく愛用していた自動折り畳み傘「RAIN SHUTTLE」を電車に忘れて以来、100円ショップで買った超安物の折り畳み傘でしのいでいるのだが、コレが使うたびにどこかが壊れるという優れもの。先の「RAIN SHUTTLE」は、徐々に骨のジョイント部のリベットが飛び、最後にはすべての骨のリベットを自分で修理して使っていたが、その状態でさらに数年間は利用できた。弱点はあってもいいが、根本的な安物は長くは使えない。ココはやはり、そろそろ「所有する喜びも与えてくれる」ような優れものの折り畳み傘を手に入れなくては……
……と、ネットで情報を集めまくり、たどり着いたのがコレ。「シェッドレイン(SHEDRAIN)社」の「WindJammer」シリーズだ。この傘のキモは、天辺が二重構造になっており、下から風が作用すると弁のようにスキマが開いて風を逃がす構造。よく台風の時に傘がソックリ返ってしまう現象が発生しないというコトらしい。メーカはコレを「Vented canopy designed to resist inversion(通風天蓋設計為抵抗逆転!!)」と銘打っている。実際の効果はわからんが、なかなかに「その筋」なアイデアであり、なんにせよ「所有する喜びも与えてくれる」印象だ。
サイズを確認すると、44だ。あっちはインチだから……44x2.54=111.76ね……お、おおおぅッ!! デカいッ!! アッチの傘はそんなにデカいのかッ!? そりゃ、アメリカ人はデカいし、それだけのデカさがあれば二重構造も必要だろうさ……ポチッとAmazonで注文する。大きく3グレードあって、完全自動開閉のモノは7,800円と非常に高価。6,000円位のヤツもあるが、違いがわからん。オイラは別に手動で十分なので3,000円チョイのヤツをチョイス(とはいえコレも開きは自動だ)。さて、早く届かないかなぁ〜っと。
……そっか、直径か……アッチの傘は直径表示だったのかッ!! ……トホホホ。日本で傘のサイズといえば、大抵は親骨の長さ……つまりは半径だ。よく考えたら、半径で100cmオーバなんてあるワケねぇよなぁ……やっちまった。通販ではモノが見えないから注意しなければならないという、超基本的な罠にハマってしまった。とはいえ、この折り畳み傘は、異様にガッシリした作りだ。勝手に期待ハズレ扱いにしてしまったが、モノ自体は素晴らしそうである。しばらく使ってみなくては真価は語れないが、末永く愛用させて頂こうと思っている……
2018-09-06(Thu) 古典的ボーカルキャンセラで掛け合いカラオケ
先に、カラオケ音源の入手方法に際して「古典的なボーカルキャンセラ装置を通す方法があるが、それを通したら極端に音質が落ちた記憶がある」などと書いたが、それは往年の「メガCDカラオケ」に搭載されていた機能に基づいた記憶だったりする。
件の装置は、結構なレアモノな気がするが、当時、何故か持っていた。結局、お試し程度にしか使わなかったのだが、どういう経緯で買ったのかもよく覚えていない。ただし、定価で買うほど、熱心な気持ちではなかったことに間違いはない。
でもって「メガCDカラオケ」には、歌入りCDをセットして、ボーカルキャンセルボタンを押すと、ボーカルが消えるという機能があったのだ。しかし、それを使うと、確かにボーカルパートは小さくなるものの、全体としてかなりコモった音になった記憶がある。おそらく、センタパートのキャンセルとイコライザによる特定音域の音量抑制の複合効果と推測する。
んが、時は過ぎ、今やアナログ処理でなく、wavファイルをラクラクとデジタル処理することが可能な時代、自分でボーカルキャンセルフィルタを書いてしまうことは容易ではないのか? ちょうどいいことに、自分はcccdctを作る過程でlibwav.rbという自製のwavファイル操作ライブラリを書いていることだし、それを使えば数行で書けてしまうのではないのか?
require 'libwav'
ARGV.size < 1 and (warn('Usage: vocal_cancel target.wav > karaoke.wav'); exit)
wav = WavFile.new(ARGV[0])
wav.save_phrase_filter {|gain|
gain[1] = gain[2] = gain[1] - gain[2]
gain
}
わっ、ホントに数行で書けてしまった。肝心のフィルタ処理なんてたった1行だ。まぁ、実際にはlibwav.rbの側にsave_phrase_filterメソッドやencode_gainメソッドを追加しているし、オーバフローの処理も必要なのでガチで1行というわけではないが。本質的にはコレだけだ。
$ ./vocal_cancel kumono_ito.wav > kumono_ito_vc.wav
……おおおぉおぉッ! 消えたッ! 思った以上にシッカリと消えたぞッ!こんなフザけたような1行のコードなのに、素晴らしい仕事っぷりである。性質上、モノラルになってしまうので、音の広がりはなくなってしまうが、コモった音になった感じはしない。
サンプルとして、筋肉少女帯の「蜘蛛の糸」の一部を上げてみる。元の音、フィルタ後の音。「笑ってろ、見てろよ」は、原曲で左右にパンしているので残っているが、その前の「大丈夫、大丈夫」はキレイに消えている。
スイッチのカラオケでは、サブのボーカルまでカラなので、筋少の曲だと、ひとりで歌うとカッコのつかない曲が多くなるんだよな。しかし、このフィルタで消せば問題ない。それより、スイッチのカラオケだと、オケのイメージが原曲とかなり異なるものも多いが、それを回避できるのもイイ。筋少の曲は、ボーカルの音消えた時、やっとオケの凄さに気づくのさ。
2024-09-06(Fri) あのぉ、あれ、なんつうの? ゼロもの?
ここのところ、歌のレッスンの課題曲は「ナイショの話」なのだが、その「化物語」の最新話は「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」の誕生エピソードなんですよ、などという先生との雑談から「いわゆる、ナントカ・ゼロ」系の作品の始祖ってなんだろうね、という話になった。
・過去を振り返る「前日譚」(プリクエル)作品の最初はフランスの『人間喜劇』(19世紀)
・Fate/Zeroやマクロスゼロのように人気の確立後に作られる流れは2000年代から
おぉ。「前日譚」「プリクエル」。その言葉なんだよ知りたかったのは。Wikipediaも活用する。「プリクエル」は、続きを意味する「シークエル」に着想を得た造語らしい。「明日に向って撃て!」と「スターウォーズ」が著名な例として挙げられている。「明日に向って撃て!」は、ヒットしたが、主人公死亡エンドだったため、遡って続編を作ったパターンっぽい。「スターウォーズ」は、言われてみて気づいた。役に立つねぇ、AI。
1. 『ゴッドファーザー PART II』 (1974年)
2. 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』 (1984年)
3. 『レッド・ドラゴン』 (2002年)
4. 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』 (1999年)
5. 『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』 (2011年)
6. 『ホビット』 (2012-2014年)
7. 『モンスターズ・ユニバーシティ』 (2013年)
8. 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』 (2016年)
9. 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』 (2018年)
1. 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』 (1991年)
2. 『エースをねらえ! ファイナルステージ』 (1989年)
3. 『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH & REBIRTH シト新生』 (1997年)
4. 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 (2015年)
5. 『Fate/Zero』 (2011年)
6. 『コードギアス 亡国のアキト』 (2012年-2016年)
7. 『マクロス ゼロ』 (2002年)
8. 『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』 (2016年)
9. 『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(2020年)
10. 『刃牙』シリーズ (2001年)
0083かぁ。知ってたけど、これも言われてみれば、だなぁ。それとは知らずに妙に作画のイイ、リックドムのシーンを見かけて、んなぁ!? と、驚いたことを思い出す。自分の記憶に限ってだが、確かにあれより前にはそういうスタイルの作品は見なかった気がするな。オイラ的にはイマイチだったけど「マクロス ゼロ」もだいぶ古いんだな。
・そういう作品は「プリクエル」と呼ばれる
・19世紀にフランスの群像劇に事例がある
・著名なのは1970年前後の西部劇「明日に向って撃て」と「スターウォーズ」
・アニメでは1990年の「ガンダム0083」