SVX日記
2006-09-26(Tue) アマバイダ、暁の脱出
いつものようにスラドを流していたら、なにげに懐かしいプロバイダの名前が……って、おいッ!! 夜逃げってなんだよッ!! ……ってゆーか、別に驚かないけどね……むしろ、よく今までお客がいたと関心こそすれ……「良心的な」が聞いて呆れるワイ。
実はオイラ、ココにお世話になっていたコトがあるんだよね……運営側が脱出する前にコッチが脱出しておいてよかったよ……なんだっけな、自分がかなり前に書いたブログ(?)をググってみる……あった、コレだ。「アマバイダからの脱出(ページの最後)」。詳しい経緯は読んでのとおりだが……まぁ、やってるコトが心底ムチャクチャである。この延長上に夜逃げがあると考えると、むしろ自然なナリユキだと納得してしまうほどである(今回の被害者の方には申し訳ないが)。
日付を見ると、事件が発生し、私が見切りをつけてcdsに駆け込んだのが1999年7月……どうも、この時はみんな一斉にcdsに駆け込んだらしいが……それから7年。あんな運営陣で、よく今までお客がいたもんだ。やっぱ、アレかな……ドメイン名がカワイかったのがお客を引き止めたのかな。「xxxxx@angel.ne.jp」というメールアドレスはシンプルかつラブリーだ。オイラも「http://www.angel.ne.jp/~xxxxx/」というURLともども、とてもお気に入りだったよ。だけどやっぱり、ラブリーエンジェルの正体は、ダーティペアだった……いや、ペアじゃなくてトリオらしいけど。
ちなみにangelもcdsも横浜のプロバイダで、オイラは一切ダイアルアップしたことがない。両者とも利用できるウェブコンテンツの配置容量が平均より桁ひとつ大きかった(30MB)ので、ウェブサーバとメールサーバ、いわゆるレンタルサーバ的に利用していたのだ。当時はあまりそういう運用をしている個人はいなかったと思う。事実、私はつくば在住だったので契約する時に確認された記憶がある。なお、cdsさんには今でもお世話になっているが、ココのサポートはなかなかである。オイラもサポートを本業としているからよくわかる。
あぁ、混沌の中に消えていった天使にサヨウナラ……ん? それってカオスエンジェルズ!?
2007-09-26(Wed) ひぐらしのなく頃に逆転再生してみる
最近「ひぐらしのなく頃に」という作品にハマっている。とあるサイトで情報を得てから、どんなものかと動画サイトでちょっと観てみたところ、強烈な衝撃を受け、そのままハマりこんでしまった。いま考えると「ちょっと観た」場所が悪かった(よかった?)のだと思う。それは「目明し編」のクライマックス。いきなり件のシーンを観て、衝撃を受けないほうがどうかしているというものだ……。
その頃、ちょうど動画配信サービスで各編の序盤を無料視聴できたのも絶妙なタイミングだった。「ちょっと観るつもり」だったのだが、もう止まらない。有料動画配信サービスに金を払ったのは初めてだったが、連日のように数話ずつ消化し、順調にファーストシーズン(?)をクリア。すげぇオモしれぇ。こりゃ最高。
なんつうか、連作形式かと思いきや、登場人物自身がパラレルワールド自体の存在を肯定し始める、ついぞない形式の物語だ。原作が、個人製作で一定期間(コミケ)ごとに作品を発表する製作形態であるほか、様々な面での限界から半ば偶然に生じたものなのかもしれないが、それにしてもここまで練られたストーリーはそうはない。
ちなみに、本作のブレイクについては「ネット上のクチコミ」が原動力だけあって、ネット上にも情報が多いが、やたらと「原作至上原理主義者」が目立つ。別に原作に手を出すのにも抵抗はないが、いまのところ、アニメ版だけでも十分に満足なオイラである。そして今は第二期放送の真っ只中、しかも佳境に差し掛かったトコロ。ヤキモキしながら放送を楽しみにしている(だいぶホラー成分が抜けて、やや拍子抜けしているものの)。
それはともかく、主題歌がまたイイ。第二期の「奈落の花」もかなりイイが、第一期の「ひぐらしのなく頃に」の方が救いのなさで上だ。特に象徴的なのが、いきなり「イーアネラレギン」というオドロオドロしくも謎の言葉が繰り返されるという演出。実は「ニゲラレナイ」の「逆転再生」らしいというウワサ……なんとまぁニクい演出だろう。
つーわけで、やっとココでcccdctに話がつながるのであった。音声を逆回しにするツールなんて、そう簡単に転がっていないと思うのだが、自作したブツなら機能を入れるのは簡単。RubyにはStringクラスにreverseなどという、どんな状況で使ったものか悩むようなメソッドがあるのだが……まさに今回がその出番なのである(といいつつも、以前にヘンな用途に使っていたりもするのだが)。
wFile.write(@file.read(chank).unpack('i*').reverse.pack('i*'))
さぁ!! 実際に逆転すると、どんな感じに聴こえるのか!? ウワサどおり「ニゲラレナイ」と聴こえるのか!? それもどんな具合に聴こえるのかは、ゼヒ、実際に試してみて欲しい……というのもまどろっこしいので、ここに結果を載せてしまおう。見逃してくれ、20秒くらいだから。
まず、こっちが「通常バージョン」そして、こっちが「逆転バージョン」だ……けど……あれぇ? そんなにハッキリと聴こえるぅ? つーか「ィゲらーァハ〜ぃんグ」って感じ? なんじゃ? ……というか、コレ、どこかで聴いたことあるような気が……ハッ!?
こりゃ「奈落の花」の最後の部分ではないか。こっちも逆転してみると……みごと「イーアネラレギン」に戻る。うへ、種明かしされてたんじゃん。そもそも、正直に言うと、オイラには「イーアネラレギン」というより「はんにゃは〜らはれぃぃ〜」と聴こえてたんだけども。
と、いうわけで、期待したほどハッキリ聴こえるワケでもなく、コッチの謎は中途半端に終わってしまった感じだが、本編の方は絶賛放送中である……といいたいところだが、先日などはヘンな事件が起きたせいで、放送自体が危機だった……つーか、ホント、よく考えなさいよ、フツーの人間なら放送していること自体を知らないような深夜、しかも地方局で多少派手な演出をするくらい、何の影響もないでしょうに。むしろ、そういうニュースによる宣伝効果を期待しているのか?
前にも言ったけど、架空の話の放送を自粛する前に、現実に起きているエグい事件を放送するのをヤメなさいっての。バカモンどもが。
2024-09-26(Thu) 淡路出雲ドライブ最終日
宿からちょっと戻る形で鳥取砂丘へ。駐車料金をケチって山の上に駐めたら、リフトに乗る必要が生じてトントンに。リフトは砂丘の上を行くわけではなく境界部までで、別に眺めは良くはない。砂丘は広いものの、見渡す限りというわけでもない。奥に高い丘があるがそこまでは行かず。ラクダを眺めるだけで済ませた。浜松にもあるしな。
すぐ近くの「砂の美術館」に行く。今回の行程では、大塚国際美術館、足立美術館に続き3つ目。入館料は800円と結構するし、今は「フランス編」とのことだが、なんでフランスなんだよ、なんだか俗っぽいなぁ……と、ややネガティブなイメージで中に入ったのだが……いや、これはスゴいわ。圧倒されてしまった。
大塚国際美術館は、複製画に煮詰められた美しさ。足立美術館は、美しさに加え書き直せないという画法から受ける迫力。砂の美術館は、砂の彫刻という制限の大きい表現法から受ける迫力。砂の彫刻のモチーフは複製なので、なんだか美術館が「三竦み」みたいな状態になったように思える。画に描いたようなオチ。すごい面白いところに着地したなぁ。有意義だったわ。
そして、アドリブで目的地に加えた余部鉄橋へ。4日目のエントリに「98年の1月末頃にブルートレインの出雲で来た」と書いたが、既にその時に「列車が恐ろしく高い鉄橋を通る」と知っていて、ちょっとワクワクしていた場所なのだ。まぁ、その時は夜に寝付けず、早朝の通過だったので、寝過ごしてしまったのだけれど……。その後、コンクリート橋に架替えられたことも聞いていたが、遺構が残してあることも知っていての訪問である。
いやぁ、思った以上に残してある。依佐美の鉄塔はガッカリするくらいしか残ってなかったけど、こっちは当時を偲ぶに十分だ。性質上それほど人気スポットになるとも思えないが、エレベータまで付いている。来てよかった。しかし、そこはかとなく漂うカサンドラクロス感。鉄橋は壊れてないけど、実際に列車が落っこちてるしな。