SVX日記

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2004-10-05(Tue) X68kキーボード変換アダプタ完成

  と、ゆーわけで、今日はPICにファームを載せて、できればキーボードとして使えるトコロまで到達すべく作業を行う。今回の製作は、楽をするつもりなのでオリジナルに沿う。ただしガワの大きさだけにはコダわったので、狭いケースに押し込めるべく、オリジナルとはPICのピンとの接続を変更しているため、そこだけソースの修正が必要となる。

  といっても、元のソースを見るとこれがまた素晴らしく美しいソースで、ラベルの付け替えと入出力の設定の部分だけイジればそれで済みそうな感じ。あとはアセンブラの方でresetというラベルがアセンブルエラーになった(最近予約語になった?)のでreset0に修正したくらいで、そのままアセンブル。PICに書き込んでソケットに刺し、転がっているジャンクPC(1万円で購入)に接続してスイッチオン。うちはこーゆーホボゴミPCが何台かあるので、ちょっと怖い工作をして火入れする時などには重宝する(といっても、壊したことはないけども)。

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  ……で、予測どおり当然ながら素直に動かない。で、回路を見直す。5Vが来ているか、TxDに5Vが出ているか。ソースを見ると5Vを入れるだけで、68のキーボードのLEDが全点灯するハズなのだが……と、ミス発見。TxDとRxDが逆であった。回路図と実体が合っていない。これは配線を直すよりファームを直すほうが楽であるからソース修正。

  もう一度、接続。今度はLEDが点灯した!! ……んが、PCに「PS/2キーボードが接続されとらん」といわれる。フムン。こりゃ最初の「アダプタ<->PC」間の通信ができてないっぽいな。もう一度、回路、ファームともに洗う。うーむ、オシロが欲しいなぁ。秋月のosziFOXで十分なんだけどなぁ。て、アレ? トランジスタって正面から見て……逆じゃん!! 回路図を書くときに既に間違えてた……とほほ。これはトランジスタを付け替えないとダメだな。ギチギチに組んであるから外すのも大変だ。なんとか外して新しいものを付け直す。

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  今度こそ、接続。お?「接続されとらん」が出なくなったぞ。や!! リターンキーが効いた!! Win98起動、メモ帳を開いて、キーイン……成功!! なんと意外とあっけなく動いてしまった感じ。やはりファームができているとアッサリだなぁ。LEDのキーを押しても点かなかったり、コード入力のLEDはナゼか点きっぱなしだったり、キーのリピートが遅くて多少イライラするが、かなりイイッ!! 懐かしいタッチだ。うるうる。

  なんだか、マウスも復活させたくなってきたので、引っ張り出してきて分解。ガワをジャブジャブ洗って、基板には丁寧にブラシをかけ、組みなおす。横に並べるとこれまた雰囲気でるなぁ。これも変換アダプタを作ろうかな。10年以上前(学生時代だ)にセガマーク3用のトラックボールを試行錯誤(電子工作の知識なし)でX68kにつなげたことがあったけど、基本的にはロータリーエンコーダ直結だったから、配線をつなぎ替えるだけでイケると思う。あのトラックボール980円で買って予備にも1個買った気がする(この頃から「安いパーツは2倍買っておく」というオレの法則は健在だった)が、実家に残ってないかなぁ。適度に慣性が付くトラックボールですっげぇ品質も高く、叩き壊すイキオイでサイバリオンに燃えまくった思い出がある。

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  さて、愛用のメビウスにも接続してみた。ただ、キーボードを置くスペースがないので、メビウスのキーボードの上に載せる。ナゼかメビウスに接続した場合にはコード入力のLEDは点かない。シャープ同士だから相性がいいのか?(んなわけない)

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  一応、バージョン1.00ということでアップしておく。コードはオリジナルの改造(ほとんどイジッてないけど)なので配布条件も順ずるものとする。古いX68kのキーボードを死蔵している諸兄、ぜひ製作して懐かしい気分に浸っていただきたい。では。


2025-10-05(Sun) TopDrivin'でマリーナベイを走る

 とりあえずの実装が多いので、しばらくはリファクタリングかな」とは書いたが、丸々1ヶ月近くかかるとは思わなかった。概ね動いている「F1中継とほぼコンパチなラップタイム表示」をできるだけ整然とサラッとした感じに書き直すだけのことに。

  どうにか納得できるようなコードになったが、何度も書いては元に戻しを繰り返して、ちょっとイヤになってしまうほどだった。まぁ、その分、様々なノウハウが溜まったけれども。

  そして今週末はF1のシンガポールGPということで、コースデータを作ってみた。気づけば、1年半以上前にメルカトル補正のテストに使ったサーキットではないか。当時とは航空写真が更新されているな。あの時点ではコースデータはJSON化してなくて、スクリプト内に直書きしてたっけ。

  作ったところでテスト走行してみる……が、市街地サーキットは車だらけで実に走りづらい。そもそもコースが設置されていないし……とはいえ、フリー走行の中継映像と突き合わせながら練習走行を繰り返すうち、徐々に上達し、自分の作ったゲームのゲーム性が明らかになってきた。

  自分で作っておいて、そのゲーム性を知るというのもヘンだが、現実の地図データを使う都合から、ゲームバランスよりもシミュレーションを優先して作ってきたので、ゲームの体をなしていない可能性も十分にあるのだ。結果は……

 

  ……ムチャクソシビアだが、それなりに楽しめるような気がする。なんというか視野が狭いので完全に覚えゲー。コーナまでの距離(色)表示や道路の形状を目印に、シフトダウンで減速、ハンドル操作でアウトインアウトを狙う。フレーム単位の操作の遅れで大きくコースアウトしてしまうシビアさは音ゲー以上。当たり判定は「ない」ので、トラックリミットを超えたと思ったら失敗。

  つうても、実際のレースも覚えゲーだよな。ブレーキのタイミングやライン取りなんかね。コースアウトしないで走るだけでも難しい。が、何周もすれば徐々に走るラインが収束してくる。気づけば熱中してしまっていた。結局100周くらいは走ったかもしれない。一番マトモに走れたラップを動画にしてみた。ターン13ではちょっと壁をコスッてるかなぁ。

  100周も走ると、F1中継を観る視点がちょっと変わってくる。それだけでも、作った甲斐があったってもんだなぁ。それはそうとシンガポールの角田。結果だけ見ると残念だったけれど、スタートの失敗からのレースペースにはスゴいものがあった気がする。あとは本人よりも周囲と運の問題に見えるけどなぁ。