SVX日記

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2009-07-27(Mon) ワイヤレスヘッドホンRe-Birth・序

  ようやく「JS-1V」が完成したことだし、しばらくゲームにでも熱中するかぁッ!! ……と思ったが、いちいちヘッドホンを用意するのが面倒になってきた。夜でも十分な音で遊ぶためにはヘッドホンが必須だが、手持ちのアイテムでは、延長コードが必要で、延長コードは通勤時と共用で、延長コードをかましても微妙に距離が足りないで……うきぃーッ!!

  こんな時こそ、以前に修理した異様に気持ちいい「ワイヤレスヘッドホン」の出番ッ!! ……のハズなのだが、どうしたことかACアダプタが見あたらない。適当なモノをツッコんでしまおうかと思ったが、ジャックの脇に電圧表記がない。むぅ。オマケにジャックの形状も心棒が微妙に太いタイプで、物理的にも挿せない……こりゃ、どげんかせんといかん。

  このTEACのHP-R4というアイテム、ハッキリ言って安物なのだが、使っていて「不快でないギリギリのレベル」を維持しているので、壊れるまで……じゃなくて、治せなくなるまでは使うことになるのであった。早速、トランスミッタ側を分解してみる。

  基板を見たら、ジャックのすぐ裏に7805が見つかった。ホッと一安心……かと思ったら、よく見ると、奇妙なことに7805を経由しない電源ラインが存在しているではないか。すると、電源電圧は仕様通りのモノを与えたほうが無難だ。なんじゃこりゃ。

  しかし、電源電圧がわからんから分解したわけで……確か9Vで、安定化されてないトランスなアダプタだったような……気がするんだけどなぁ。ググっても、ロクに情報が出てこない。シツこく、シツこくググったところ、9Vという根拠の薄そうな記載は見つけたが……まぁ、記憶とも適合するし、9Vってことでいいか。

  画像の説明

  せっかくなので、一般的なジャックで、適当な電源電圧を与えれば動くように改造することにしよう。電源スイッチも付けたいな。9Vの三端子レギュレータは持ってないので、5Vのレギュレータを電圧可変化して使うため、ブレッドボード上でアレコレする。奇しくも、焼きたてのブレッドを横目で見つつ。

  以前にも普通のレギュレータを電圧可変で使ったことがあったような気がしたが、今回、改めて抵抗の選定に一苦労してしまった。一応、以下にメモを残しておく。

・三端子レギュレータ7805の電圧可変化利用について
 
  output端子とcommon(adj)端子間に抵抗器R2、common端子とGND間に可
  変抵抗器R1を配するのが基本であり、出力電圧は以下の式で導かれる。
 
  Vout = Vout(IC) * (1 + R2 / R1) + R2 * Ib
 
  Ibは、common端子から流れ出す電流量で、三端子レギュレータの種類
  によって決定する定数。電圧可変で用いることが前提のLM317などでは
  極めて小さいが、7805などでは一般に5mA程度と大きく、状況によって
  多少変化する。
 
  このようなIbの性格上、R2が十分に小さくないと出力電圧の精度が低
  下するので、併せてR1も小さくする必要が生じる。9V前後の電圧を得
  る場合、R2には1k程度の可変抵抗器を配し、以下の程度とするのが適
  当である。
 
  9 = 5 * (1 + 133 / 200) + 133 * 0.005