SVX日記
2004-12-03(Fri) ひと昔前の自分を振り返る
さて、年末も近づいてきた今日この頃であるが、こんな頃によくあるのが「×××を振り返る」みたいな企画である。しかしながら、振り返るためには当然ながら振り返る過去がなくてはならない。残念なことに、このSVX日記はまだ始めて半年チョイである。振り返る過去などあるわけないのである。
であるのだが、実はオイラ、かなり以前からこのSVX日記とは別のページで日記を運営しているのである(現在はほぼ放置状態だが)。その名も「フルタニアン社交場」。そーなのである。それをネタにすればいいのである。つーか例の煙突ハイキングのとき、自分で昔の日記を読み返す必要があって、その時に思いついたのである。
ここで「昔の日記」などと表現したが、その実は単なる掲示板である。当時、なんとなくイキオイで掲示板を設置してしまったのだが、当然ながらダーレも書き込んでくれない。仕方なく自分で勝手に日記+ネタを書き込んでいたところ、読者の誰かがそれに反応してカキコみ、その話題で盛り上がりつつ、またネタを追加するというスタイルに変化し、いつの間にやらメインコンテンツの一部に成長していたのであった。これは見方を変えると今のBlogそのものなのである!! そうなのだ。自慢ではないがBlogなどという存在が発生する前から、オイラはBlogスタイルを実践していたのである。おぉう、びっくりした。
掲示板というスタイルであるからツッコミの文量も内容も容赦なかった。しまいにはコラムサイトと相互にリンクを貼ったりしたこともあった……って、これはまさに今でいうところのトラックバックなのである!! まぁ、そんなこんなでBlogというのは、非常に自然に発生するべくして発生したシステムだということを再確認する次第であった。
それはそうとこの掲示板、まったくもって現在のBlogスタイルを踏襲しつつも、単なる掲示板であるからして、各発言は古いものから消え去ってしまうという特性があった。当時、世間一般の掲示板への書き込みといえば「サイトの感想→カキコのお礼」程度のものが多かったせいもあるだろう。掲示板の発言はそのような所業無常な扱いを受ける運命だった。しかし、ウチは今風のBlogスタイルである。単なる思い付きの発言よりは有用な記事が多いのである(ホントか!?)。そして幸いなことにプロバイダを移るにあたり、自分でスクリプトを作って過去の記事を全てHTML化していたのである。
でもって久々にそれを自分で読み返したのところ、コラムのリストページを見るだけでクリックする衝動を抑えられないようなオモロタイトルが目白押しだったのである(自画自賛するようでなんだが)。自分で書いたくせにコラムの内容もなかなかの傑作であると感心するモノもいくつかある。そして、読者の方々のツッコミの内容も濃い。「動く山の手歩道」「ひげそっち」「テレビ・レボリューション」あたりなんてツッコミのやりとりも含めて、もう一度ブラッシュアップしてここに載せたいくらいだ。というか、昨日は面白くて深夜までひとりクスクスしながら読みふけってしまったほどである。
残念なのは書いた当時(1999年だ)のリンクの多くが切れてしまっているところ。個人的に結構好きなコラムページとかあったのだけど今はどうされているのやら。それから、1999年中盤以降はHTML化をサボっていたので、自分で書いたはずのコラムが読めないこと。以前に書いた「新興宗教グルグル教」なんて自分で傑作だと記憶しているのだが、どこにも見つけられないのだ。あぁ、もったいない。
というわけで、このSVX日記をそれなりにオモシロオカシク読めた人は、ぜひ「フルタニアン交遊録」をノゾいてみて欲しい(読み返していてちょっと恥ずかしい文が多いのでアレだが)。今よりも濃いネタ、ちょっと懐かしいネタが満載である。
2008-12-03(Wed) AtomでFedora10で64で
OpenSuSE11.0なら順調に動作する、次期サーバのDualCoreAtomマシンだが、出たばっかりのFedora10だと、インストーラが起動する前にパニックしたり、運良くインストールが完了しても、起動前にパニックしたりして、マトモに動作しない。
せっかくの64ビット対応、疑似ながら4CPUという、ある意味で強烈なマシンだ。早く100%の能力を発揮させたいのだが……と、さらに情報を探すと、なんとRed HatのBugzillaに情報があった。ハードウェアバグだと……そりゃ、不安定なわけだわ。
マザーのBIOSを122に上げれば直るらしい。というわけで、インテルのサイトから修正モジュールをダウンロード。アップデートするのにWindowsが必要だとなると、一時的に2000を入れるほかないんだが面倒だな……と、思ったら、アップデート方法は5種類もあって、その中にISOの形式のアップデート用ブータブルCDイメージがあった。CD-RWに焼けば無駄もない。
2012-12-03(Mon) エヴァQはオバQに似ている
「Q」を観てきた。なんだか、どこのブログでも「また、やりおった」みたいな、ロクな感想が書いていない理由がわかった。うーむ、もしかしたらこれ、話がまったく進んでいないのではないか。「破」の終わりと「Q」の終わりの状況が、たいして変わらない。まるで、アンブロークンアローやんか、そういや同じ三作目だ。
観て損したという気にまではなっていないが、どーなんすかね、コレは。楽しげなシーンは一切なし。別に鬱な展開も結構なんですが、どうにもスッキリしない内容なんだよな。登場人物の考えていることにも、サッパリ触れられてないし。
それよりなにより、個人的には「グッとくる映像」がエヴァの醍醐味なのだが、それも極めて少なかった気がする。せっかくのエヴァ同士の戦闘にも特別な意外性なし。ダブルエントリープラグっていうから、どんな風に入るのかと思ったら普通に両肩から、操縦席も普通に単なる隣り合わせで、やっぱり意外性なし。最後の何度目かインパクトにも、映像的には特にインパクトなし。空中戦艦の登場も、なんか唐突で、エヴァの世界観から浮いていた気がするなぁ。ドキドキしたのは冒頭の宇宙戦闘くらいか……それって予告映像で既出やんか。同時上映の巨神兵がよかったのを含めると、竜頭蛇尾この上ない。前回の感想に当てはめるならなんだろう。
2015-12-03(Thu) シルフィ? どこのワーキングチェアだ
もう何年も前から、作り付けの机でプログラミングや電子工作や艦これに励んでいるのだが、最近どうも家で作業しているより、職場で作業しているほうが効率がいいような気がしてきた。いや、効率というか、家だと疲労が大きい気がする……特に腰が……って、そりゃ、脚立を椅子代わりにしてりゃ、当然か。
いい椅子と言えば、アーロンチェアがブランドだが、あんな10万以上もするバカ高い椅子を買うヤツの気が知れん、と思っていた。一方で、我が職場の椅子は、以前の社長が「社員の健康のために」と、それなりのものをアテがってくれたモノなのだ、と聞いていた。はて、何年も座り続けていてイマサラなのだが、どんな仕様の椅子なのだろう?
改めて、椅子を調べてみると「okamura」とある。聞いたことのないメーカ名だな、とアレコレ調べると、椅子の底に取扱説明書がくっついていた。「アドフィット」とある。たかが椅子に愛称があるなんて、大げさな……と思いつつ、愛称で検索してみて驚いた……え、この椅子、定価で7万もするヤツだったの!?
「椅子」というか「チェア」について、調べれば調べるほどに、たくさんの事実が浮かび上がってくた。「オカムラ」がオフィス家具のトップメーカであること。椅子に座っていることは、実はかなり体に悪いこと。メーカは用途に合わせ、相当な種類のチェアを出していること。オカムラの「バロン」というチェアがジウジアーロデザインであること。多くの人がチェアにコダわっていて、ネット上にはレビューも多くあり、家具屋で長時間試座してから、結構な金額のチェアを購入している人も少なくないこと……この頃にはすっかり「バカ高い椅子を買うヤツの気が知れん」という認識は「高価なチェアにはそれに見合う性能がある」に上書き更新されてしまっていた。
買う気になったら座りに行く。まずは、名古屋の栗田商会。オカムラのコンテッサ、バロン、サブリナほか、アーロンほかハーマンミラー、リープほかスチールケース、コクヨなど、多くのチェアが置いてあったが、運悪くなんかのフェアをやっていて、販売員にベッタリくっつかれて閉口した。落ち着いて座ってらんないのに、買う気が起こるかっつーの。
その足で、大塚家具へ。なんでも、以前はイチゲンさんお断りだったそうだが、例のお家騒動のおカゲで、フラッと見に行けるようになったらしい。ここにも多くのチェアがあったが、まずはオカムラのバロンが気に入った。しっくりくるし、リクライニングが無段階だし、ヘッドレストが動くのもいい。既にNikon F3、SUBARU SVXでジウジアーロデザインにはブランドロイヤルティ感じまくりだしなぁ。こりゃレッドバロンでメカズキン全滅を目指してみることになるのかなぁ。
エルゴヒューマンも悪くないがちょっとデザインがファンキーすぎ。コイズミファニテックのJGは値段の割に悪くない。ハーマンミラーのエンボディチェアは背中に異次元を感じるほどだが高すぎる。大塚家具でも販売員には付かれたが、そうシツこくもなく、のんびり試座できて、悪い印象はない。
と、ある程度「尻利き力」が付いたところで、改めてネット上の情報を漁る。バロンの後継っぽい、オカムラのコーラルが気になり始める。んが、試座してみないことにはなんとも。翌週には、名古屋港のファニチャードームに行き、改めてバロンのしっくり加減を再確認するも、コーラルは置かれておらず、モヤモヤ度が高まる。
こうなったら、本拠地に攻め入るしかない、と、名古屋駅ビル直上のオカムラのショールームに突撃。さすがは本拠地。ややバリエーションには不満が残るものの、コーラルを含め、大概のチェアに試座できる。天板が電動で上下する机も展示してあったので、高さを自宅の机の高さと同じ70cmに勝手に調整し、チェアと合わせてみたりもした。やはりコーラル、想像の通り悪くないが、エクストラハイバックが置かれておらず、ヘッドレストが試せない。ランバーサポートも。まーでも、コーラルに決めようかな、と思いつつ、ついでに少々下位モデルも試してやるか、とゼファー、スラート、シルフィー……って!? ナニコレ!? この左右のツマミ、チープっぽいのに、動かすとまったく別のチェアに変化すんだけど!?
■ 横須賀のアランプロスト [えー、オカムラって超有名だと思うけど!! 職場の机とか結構使ってる気がする。]