SVX日記

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2005-04-08(Fri) フォトインタラプタの特性を調査する

  無事、フォトインタラプタをサルベージしたのはよいが、まだその特性がよくわかっていない。ブレッドボードを使ってあれこれと抵抗を組み合わせて、TTLレベルの信号が得られるように工夫する。データシートによるとPICのI/OポートのH/Lの入力特性はTTLと同じ0.8Vと2.0V。つまり電圧が、高くても0.8V未満になればLowと判断され、低くても2.0V以上になればHighと判断されるワケだから、0.8V〜2.0Vの範囲を超えて電圧が上下するように、フォトインタラプタにくっつける抵抗を選定してやればいい。

  まずは赤外線LEDの制限抵抗を決めよう。赤外線LEDとはいっても、それほど普通のLEDと特性が異なるワケではない。いつものように470Ωをカマせ、あれこれとテスターで計測してみると……電源電圧が5.07Vで、LEDの降下電圧が1.14V、流れた電流は8.23mAであった。ホントはもう少し省エネにしたいトコロだが、とりあえずこれで進めよう。

  今度はフォトトランジスタ側。フォトインタラプタ側のプルダウン抵抗には数十kΩを与えるのが一般的のようだ。手元には、2.2k、3.3k、4.7k、10k、47kあたりがあるので、順に試していく。大きい抵抗を与えたほうが紙が存在しない時の電圧が高くなり、紙切れの発見が確実になるが、紙が存在したときの電圧も高くなりがちなので、紙切れの誤判定の確率も上がってしまう。プロッタの用紙は紙の厚さが薄いので、フォトインタラプタを遮っても、しっかりと安定して電圧が下がらない感じだ。

  いろいろ試した結果、フォトインタラプタ側のプルダウン抵抗に4.7kΩに設定した場合に、なんとかTTLな感じの電圧出力を得ることができた。フォトインタラプタの間を紙が遮っている時はフォトトランジスタがOFFになり、電圧が0.7V程度でLowと判断され、間に紙が無くなったらフォトトランジスタがONになり、電圧が2.1程度でHighと判断されるハズだ。なんともギリギリではあるが、実際のPICの判定基準には余裕があるから大丈夫だ。たぶん。

  画像の説明

  明日は基板の空いている場所に、制限抵抗を実装する予定。んじゃほ。